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ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ 当Wiki連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-21 21 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 03 46 29 ●ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ DSで発売されたシミュレーションRPG。 スーパーファミコン版「ファイアーエムブレム 紋章の謎」のリメイク。大筋のストーリーは同じ。 名前・容姿・性別などを作成する事が出来るマイユニットキャラクターと、外伝ストーリーが追加されている。 七つの国があるアカネイア大陸。 人間に裏切られ仲間を虐殺され、報復の為にドルーア帝国を作り大陸制覇を為そうとした地竜メディウス。 祖国を滅ぼされたアリティア王国の王子マルスは、タリス王国に亡命。数年後、海賊の撃破を皮切りに反撃を開始。 アカネイア王国のニーナ王女を匿い、戦い続けたオルレアンの王ハーディンなど仲間達を集めて国を解放していく。 神竜ナーガの助力から、その牙を剣としたファルシオンを得て、そして最後にはメディウスを撃破したのだった。 ここまでが前作「暗黒竜と光の剣」。 マイユニットキャラクターのクリス(名前変更可能)は、アリティア王国の騎士となるべく仕官した。 城の途中でカタリナという女性とぶつかる。彼女もまた軍師として仕官しに来た者であり、そのまま二人でチームを組む。 その後、カタリナの指示通りクリスが戦う試験(チュートリアル)が行われ、老騎士ジェイガンを倒して合格した。 お調子者のルークと真面目なロディ、まだ子供の弓兵ライアン、男勝りの女騎士セシルと共に同じチームを組む。 誰が隊長になるかでルークと戦い勝利しクリスが第七小隊隊長となる。その後の訓練も勝ち抜くクリス達。 かつての戦争で活躍し英雄となったマルスは、自分一人では決して何もできないから皆も助けてほしいと告げた。 また後にマルスの姉であるエリスと会ったクリスは、マルスは本当は優しく弱い子だから、協力してあげてと言われる。 祖父がかつてアリティアの騎士だったクリス。「アリティアの剣となれ」と言われたクリスはその言葉と共に城に来た。 彼はマルスの為にも頑張ろうと決意するのであった。 仲間達と共に訓練を勝ち抜いていくクリス達。軍師として共に戦うカタリナとも仲良くなっていく。 かつてカタリナは奴隷として希望も無く生きていた時代があり、今は楽しくクリスと共に騎士となった未来を共に語った。 そして訓練などでかつてのマルスの仲間達と戦い、三か月以上の時が過ぎた。 その後、たくさんの脱落者の中でクリス達は勝ち残る。そしてマルスから側近である近衛騎士として叙勲された。 しかし叙勲式の日、突如、城に暗殺集団が現れる。迎撃しようとするがマルスとクリス達以外が薬によって眠らされていた。 戸惑うクリス達にカタリナが告げる。自分の本当の名はアイネで暗殺集団の一人であり、マルスを殺しに来たのだと。 立ち去るカタリナ。カタリナとは今朝も一緒に笑って話をしていたとセシルは混乱する。 マルスはクリス達に、まだ騎士では無い君達が命をかける必要はない、自分が囮になる間に別口から逃げろと告げる。 だがクリスは共に戦う事を願う。一緒に生き残ろうとマルスも答えた。 そしてマルス達はカタリナと暗殺集団を撃退。カタリナは暗殺者達に撤退を命令して、そのまま去って行った。 暗殺者だったカタリナ。数ヵ月間、チームだったクリス達は落ち込む。 マルスはそんなクリスに、もし次に会った時はカタリナと話し合うようにと示唆するのであった。 22 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 03 48 21 ここからリメイク前とほぼ同じ。途中で暗殺集団と戦う外伝が追加された。 アカネイア大陸の宗主国であり、七つの国の実質的な支配権を持つアカネイア王国。 この初代国王が力を捨てた竜族マムクート達を虐殺した者であり、そのため血筋の者はメディウスの手によって処刑。 唯一、逃亡して生き残った血族である王女ニーナは、オルレアン王国の弟王ハーディンと結婚する。 ハーディンを国王として復興するアカネイア聖王国。しかし徐々に暗雲が立ち込めていた。 ハーディンから命令で、アリティア王国のマルスは反乱の兆しのあるグルニア王国へと攻め込むように指示される。 しかし実際に人々の話を聞けば、アカネイア聖王国より派遣された管理官ラングによって人々は略奪などを受けていた。 反乱を起こしていたロレンスにマルスが話を聞くと、ハーディンは変わったと告げ、国王の子息を託すと言い自害する。 その後、訪れたラングによってグルニア国王の子供のユミナとユベロが連れ去られようとする。 マルスは抵抗するが、アリティア王国も反乱国として滅ぼすと脅され、側近のジェイガンに止められる事となった。 その後もマケドニア王国の内乱を止める様に命令され、それを実行するとラングがこの国の権利を奪おうとする。 さらに逃亡したユミナとユベロ、それを手伝った剣士の処刑を命令をする。 反乱者の家族を処刑するなど、やり方にマルスは遂に拒絶。ジェイガンもマルスを止めなかった。 それを言われたラングは、アリティア王国はアカネイアへと反逆を行ったと通告すると言い、逃亡した。 まずグルニア解放に向かう一同だったが、途中でマルスの婚約者であるシーダ王女がペガサスに乗って現れる。 彼女から話を聞けば、アカネイア聖王国・オルレアン王国・グラ王国の連合によってアリティア王国が滅ぼされたと言う。 驚くマルス。ジェイガンも早すぎる国への攻撃に、最初からマルスを国から離れさせて攻め込むつもりだったと勘付く。 気が焦るマルスだが、ジェイガンに悟らされて、今は目の前の国を解放していく事が大事だと行動をする。 ハーディンの真意を知る為、マルスは仲間を集めつつ進む。 そんな途中、かつての仲間であるリンダが現れ、アカネイア王家の証であるファイアーエムブレムをマルスに渡した。 これを託したのはハーディンの妻ニーナである。その理由は分からず、ただニーナは悲しい表情をしていたという。 ラングを撃破しグルニア王国を解放。 アリティア王国に向かうマルスだが、アカネイア軍と、さらに闇のオーブの力でダメージを受けないハーディンが現れる。 不死身の存在であるハーディンに対し、やむなく砂漠へと撤退するマルス達。 だがそこの魔道都市カダインの者達もマルス達を攻撃してきた。マルス達は反撃して、カダインへと乗り込む。 マルスの友人である魔道士マリク。彼の同期であるエルレーンは彼に嫉妬して、アカネイアと通じていると攻撃する。 どうやらマルス一行はアカネイア大陸を支配する為に、アカネイア聖王国の転覆を狙う反逆者として触れ回られている。 カダインの城を攻略したマルス達。そこに神竜族の末裔であり魔道都市を設立したガトーが姿を現した。 今回の一連の黒幕は闇の司祭ガーネフ。前作で倒されたが魂だけの存在となった彼は、ハーディンを支配していた。 ハーディンを守る闇のオーブを封じる光のオーブを、氷竜神殿に取りに行くようにガトーは命じたのだった。 途中、何度かマルス達の前に現れる暗殺集団。 その中の一人出る仮面を被るルールーという男は、同じ姿を持った集団として現れる。 本物のルールーの命令で戦う偽物のルールーの軍団。マルス達は戦いの末に本物のルールーを倒したのだった。 カタリナはルールーが破れた事を、暗殺集団のトップであるエレミヤに対して告げる。 カタリナ達のような戦争孤児を引き取り、裏切れない様に教育してきたエレミヤ。エレミヤはガーネフの信者であった。 失敗した暗殺者をゴミと呼び、生き残った偽物のルールー達は放置するようにカタリナに言う。 命令通りでしか動けないルールー達は放っておけば野垂れ死ぬと言うエレミヤに、カタリナは沈黙するしかなかった。 23 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 03 55 16 神竜族の末裔の一人であるチェイニーの案内の元、砂漠を越え、火山を越え、そして吹雪を越えて行くマルス達。 かつてアリティアを建国した英雄アンリが旅した道を、マルス達は神殿までたどり着いた。 その途中、マルス達と合流しようとしていた騎士を殺そうとする暗殺集団と戦う。 そしてその集団の長だった女弓兵のクライネをマルス達は倒したのだった。 口が悪く、使えない味方も口汚く罵るクライネ。重傷を負った彼女はカタリナにも自分を見捨てる様にきつい口調で言う。 しかしカタリナは見捨てられず、暗殺集団の本部へとクライネを連れて帰った。 だがエレミヤは、失敗した暗殺者はいらないと告げて、クライネをそのまま死ぬまで放置するようにカタリナに言う。 部屋に重傷のまま置かれたクライネは、カタリナにさっさと立ち去る様に言う。カタリナは言われるまま去っていく。 しかし一人残ったクライネは「行かないで」と悲しむ。そこにカタリナが戻ってきた。 最後まで一緒にいると言うカタリナに、クライネは「姉さん……」と最後に言って息絶えた。 氷竜の神殿へと入ったマルス達、チェイニーとガトーはこの大陸の歴史を語る。 何万年も前からこの大陸におり、優れた文明を誇っていた竜族。 だが彼らは徐々に退化を始め、知性が失われていき獣となって行った。 知性を留めるには、竜の力を竜石に封じ込め人間とほぼ同じ存在となるマムクートと化す以外なかった。 しかしほとんどのプライド高き竜族はそれを受け入れられず、知性を失うがまま暴虐な存在と化していく。 怪物と化した竜族達は人間を襲い絶滅しかけたが、神竜族のナーガは人間を守る為に戦い、竜族達を封印した。 天寿を全うしたナーガには娘であるチキがおり、己を失わぬように長きに渡り眠りについていた。 祖父の火竜であるバヌトゥが不憫に思い彼女を十年前に目覚めさせ、人間とともに生活していた。 しかし彼女もまた限界であり、再びここの地で眠りについた。 ここまでの戦いで十二個の星の欠片を集めていると、ガトーが星のオーブを作り出しチキの退化を恐れず起こす事が可能。 ガトーから光のオーブを与えられたマルス達は、ガトーのワープ魔法によってアリティアに帰還した。 司令官のエイベルを倒し、ハーディンの命令を受けた支配者であるウィローを倒したマルス達は祖国を取り戻した。 盗まれていた王家の秘宝の大地のオーブも取り返し、クリスとマルスはかつてこの国で過ごした時の日々を思い出していた。 そこにカタリナ率いる暗殺集団が現れ、マルス達は迎撃する。 魔道士であるカタリナ。己をエレミヤに使われるだけの人形だと言う。 カタリナを倒すと礼を言い、過ごした日々は幸せだったと告げ「訓練が始まりますよ…」と思い浸りながら死ぬ。 倒してほしいと懇願する彼女に三度にわたって会話すると、人形だと言う彼女はしかし涙を流す。 それを指摘すれば、クリスとは戦えないとカタリナは仲間になる。 24 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 04 00 55 アリティアを奪還したマルス達は、エリスの救出とハーディンとの決着の為に進む。 続いての戦いは隣国のグラ王国。かつての戦争で優秀な兵士達を失っており、新兵とアカネイアの兵士しかいない。 アリティアに敗北するだろうと予見するシーマだが王女として最後まで戦う事を決める。 攻撃してこない新兵達を一人も殺さずに、シーマにマルスが降伏を呼びかけると、受け入れた。 アカネイア本隊との戦闘を避け、山道を行くマルス達。そこにオルレアンの狼騎士団が攻撃を仕掛けてくる。 しかし、近くの町にハーディンの兄であるオルレアン国王が待っていた。 マルスが会いに行くと国王は国宝である命のオーブを差し出す。 そしてハーディンが変貌した事を伝え、アカネイアとの縁を斬りアリティアとは戦わない事を伝える。 マルスがそれを承諾するとオルレアンの騎士達は撤退する。しかしハーディンを慕う騎士はアカネイアへと向かう。 アカネイア聖王国では内乱が何度か起こるも、全て鎮圧され処刑されていた。歯向かう民も虐殺していた。 山の中のアカネイアの城へ、騎士達を打ち倒しながらマルスは城内へと入り込む。 入ってすぐの場所で、かつてマルス達と共に戦ったボア司祭が死にかけの状態でいた。彼はマルスに己の罪を伝える。 ドルーア帝国によって崩壊したアカネイア王国。処刑された血族の中、唯一の生き残りのニーナ王女。 アカネイアを復興するには、ドルーア帝国を打ち払った英雄の名とニーナの血筋が必要だった。 ボアはニーナに別に思い人がいる事を知りながら、それを無視して英雄であるハーディンとの結婚を勧めたのであった。 それが二人のすれ違いを生み、ハーディンに心の闇が生まれガーネフに対して隙を生んでしまった。 かつてのこの国の伝説でも、愛し合う英雄と王女の関係を絶ち貴族と結婚させた悲恋の話があった。 それと同じ過ちを犯した事をボアは嘆きながら息絶えた。 そしてアカネイアの城での戦い、たくさんの強敵や地竜を打ち倒し、玉座にいるハーディンの下にマルス達はたどり着く。 光のオーブの力で闇のオーブの無敵の力を無効にし、マルス達はついに闇の皇帝ハーディンを倒したのであった。 正気に戻ったハーディン。闇に負けた己の弱さを詫び、倒された事を感謝し、ニーナを愛していた事と許しを口にした。 ハーディンは死に戦争は終わった。 そこにニーナ王女と、マルスの姉のエリスなどの囚われていたシスター達が姿を見せる。 全ての戦いが終わったと、これで世界は平和になるとニーナが告げる。 だがマルスの持っていたファイアーエムブレムに光、星、命、大地、闇のオーブがはめ込まれ、封印の盾が完成する。 その力によって幻影が打ち消される。ニーナ王女の正体はガーネフだった。ワープして逃亡するガーネフ達。 未だ戦いは終わらず、暗黒竜メディウスが目覚めようとしていた。 カタリナが言うには、カタリナが育った暗殺組織がこの近くにある。 戦争孤児を引き取り育てる孤児院。だが実態はガーネフの息のかかった暗殺組織。 子供達はエレミヤによって、ガーネフの邪魔になる者達を殺す人形として育てられるのである。 カタリナの案内で訪れたマルス達。エレミヤもまたゴミ共の手では無理だったと、己の手で始末をつけようとする。 戦いの末、マルス達はエレミヤを倒したのであった。 一人で事切れる寸前のエレミヤの下に、ガーネフが現れる。 果たせなかった事を謝罪するエレミヤに、ガーネフは洗脳の魔法を解いた。 かつてエレミヤは心優しい女性であり、戦争での孤児たちを引き取り共に暮らしていた。 しかし戦火に巻き込まれ、孤児たちが全員死亡し、一人生き残ったエレミヤは心を失ってしまう。 そこにガーネフが現れ、心を失くしたエレミヤを洗脳したのであった。 今までやってきた事を嘆き、絶望しながら死に行くエレミヤ。ガーネフは他の人々も絶望のまま死なせてやると笑った。 25 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 04 04 03 メディウス復活を阻止するため、エリス達シスターを救うためにマルス達は竜の祭壇へと向かう。 竜達を倒しながら、谷を進むマルス達。途中の村で重傷を負ったマケドニアのかつての王ミシェイルと出会う。 ミシェイルはかつて己の覇業の為、弱気だった父を殺し、妹のマリアを人質にもう一人の妹のミネルバを操っていた。 マルス達に敗れた後、人質にしていたマリアに助けられて命を拾った。 ミシェイルはその恩を返そうと、単身でガーネフの本拠地に挑むが敗北。 しかしガーネフの無敵の魔法であるマフーを唯一打ち破れる、スターライトの魔道書を奪って来たのである。 それをマルスに託すと命を落とす。しかしミネルバで尋ねると治療が間に合い、マルスに力を貸す。 竜の祭壇へと入ったマルス達。竜族が待ち受ける中、ガトーが連れてきた神竜王の化身ナギと共に先に進む。 死霊を操りいかなるダメージも受けないマフーを使用するガーネフを、スターライトの魔法で打ち破った。 もうすでに遅い、暗黒竜は復活したと笑いながらガーネフは息絶える。彼が持っていたファルシオンを手に入れ先へ。 最奥では暗黒竜メディウスと、たくさんの竜達。そして攫われて洗脳された四人のシスターがいた。 暗黒竜が完全に復活するには、気高き心を持った四人のシスターの命が必要だとガトーが告げる。 メディウスの復活を阻止するためにも、生贄になる前に殺す必要もあると進言するジェイガン。 ハーディンすら退けられなかった洗脳、だが少しでも可能性があるならば助けたいとマルスは答えた。 編成中での会話で、四人がシスターへと声を掛けたいとマルスに告げた。 盗賊のジュリアンは惚れていたレナを説得する。正気を取り戻したレナはそれに答え、さん付けは止めてと言った。 マリアに対して姉のミネルバが説得。ミシェイルが生きている事を知り、また兄妹仲良く国に戻れると言うマリア。 マルスの姉エリスは恋人のマリクが説得。メディウスに恐怖するエリスにずっと共にいて守り続けるとマリクは誓った。 ハーディンに対して罪の意識から、洗脳されても謝罪を続けるニーナ。ハーディンはマルスが救ったとシリウスが説得。 仮面をつけたシリウスを見て、カミュが生きていたとニーナは正気を取り戻す。 しかしシリウスは己はカミュでは無いと言い、戦いが終われば自分はこの地を去るとシリウスは答える。 もう自分を助けてくれた黒騎士のカミュは言外にいないのだと告げられ、ニーナはそれを受け入れるのだった。 シスターが死ぬか、それとも助けられたかで完全復活できなかったメディウス。 人間を全て滅ぼすと言う巨大な竜を、マルスはファルシオンで倒したのであった。 倒されたメディウスは告げる、今回は滅びるが人間が愚かである限りいずれ復活すると。 こうして戦争は終わり世界は平和となる。生き残った者達が色々と発言する。 全員にお礼を言うマルス。七つの国は一つとなろうとしており、全ての者がマルスに託そうとしている。 でもそんな大変なことを一人ではできない、共にいてほしいとマルスはシーダに言う。 シーダもまたマルスを信じて着いて行くと答えた。 そしてクリスに対して、ずっと支えてくれた事にいくら感謝しても足りないとマルスは言う。 だが民達はマルスの活躍だけを口にし、クリスの事は話題に上がらなかった。 戻ったら皆に告げようと考えるマルスだったが、クリスは名声はいらないと答えた。 今まで争っていた国同士が一つになるには神の如き英雄こそが必要。 だからこそ全ての名声は、クリスの活躍はマルスが受けるべきだと言った。 例え世界の人々が己の事を知らなくとも、マルス様だけが知っていればそれで十分。 これからもマルス様の影となってお供するとクリスは言ったのだった。 「何故だろう。初めて会った時から僕は君に特別な絆を感じていた。運命が、僕の下に君を遣わしてくれた、 そう思えてならない。クリス、ありがとう。これからも僕と共にいてほしい。クリス、我が半身、我が真の友よ…。」 後にマルスの下、七つの国は一つとなりアカネイア連合王国が成立。 この長きに渡る英雄戦記は、後に物語となり多くの人に涙と感動を与えるのであった。 26 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 04 07 52 ●各キャラクターの生存エンディング、編成画面での会話も絡めて ロディ、セシル、ライアン、フレイ、カインはアリティアのテンプルナイツ、宮廷騎士団として尽くした。 またカインはジェイガン亡き後に騎士団隊長となる。 病気の兄の代わりに貴族として騎士となったルークは、己の為に生きると決めて騎士を止めて自由に生きた。 リフはアリティアの修道院に勤める、時折は見習い騎士を手伝う。 アリティアの騎士アランは病を押して戦い、戦後に病死。命を尽くして戦う騎士の道をクリスに伝えた。 グルニアの幼き王子ユベロはアリティアでマルス後見の下で勉学中。 猟師だったが、いつの間にか海賊に巻き込まれていた男ダロスは、戦後に真面目に働いた。 仲間になったカタリナを最初は疑ったセシルだったが、命懸けの戦い方に止めるよう懇願し、自分達は親友だと告げる。 暗殺者だったカタリナは、罪を償うようにマルスの為に働く。クリスが男だと、会話で独り言だが告白する。 ジョルジュはアカネイア自由騎士団を設立。ゴードン、カシム、アストリア、ミディアが参加。 アストリアはミディアと結婚。カシムは後に故郷で母と暮らす。 マリクはマルスの姉エリスと共にパレスに魔導学院を設立。その後、結婚する。 リンダはアカネイアのパレスの魔導学院に就職。最近、恋を知ったのか美しくなる。 グルニアの幼き王女ユミナはパレスの魔導学院で勉強中、シスターを目指す。 マムクートのチキはパレスで幸せに暮らす。かつてクリスが子供の頃、村を襲った盗賊集団を倒した少女はチキ。 アカネイアの将軍ホルスも領地の復興に尽くす。 トムス、ミシェラン、トーマスは騎士を辞めてアカネイアの村で過ごす。自警団を作り民として人を守った。 シーマ女王はマルスの要請を断りグラの王位を捨てる。恋人のサムソンと共に、パレスで平和に暮らした。 マケドニアの女王ミネルバは、修道院に勤めた。かつての兄妹の絆を取り戻したとされる。 マケドニアで一人、猟師をしていたウォレンは、仲間の良さを知りつつまた一人の猟師に戻る。 ペガサス三姉妹の長女パオラと次女カチュア。それぞれアベルとマルスに惚れていたのを胸に秘めマケドニアに尽くす。 ジュリアンとレナは恋人となり、マケドニアの修道院で孤児の世話をする。 ミネルバの妹のマリアも、修道院に勤める。 レナのバカ兄貴のマチスは今もいい加減に暮らしている。 マケドニアの司祭の老人であるフロスト。家族との手紙のやりとりが支えと言う彼も、故郷に戻り家族と共に暮らした。 父王を殺し簒奪したミシェイル王子。国に戻った後は正しく治めたとも、別の国で覇王となったとも噂される。 ウェンデルはカダインの魔導学院に最高司祭として戻り、復興に尽くす。 ウェンデルの弟子でマリクの友人エルレーンは若き指導者となった。 27 名前:ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 2020/08/21 (Fri) 04 14 18 ドーガはマルスの命令でグルニア守備隊隊長となる。 恋に生きるロジャーもグルニアの復興へ。クリスが女性の場合、告白するが断られる。マリーシアに告白するが断られる。 オルレアン狼騎士団のロシェ、ビラク、ザガロ、ウルフ。かつて孤児だった彼らはハーディンに拾われ、共に戦った。 ハーディンの志を胸にオルレアンに戻り、アリティアとの交友を戻した。 またハーディンの為に死にたいと言うウルフは死に場所を求めているが、クリスが女性だと美しい故郷を見せたいと誘う。 ライバル関係だが、村が盗賊に襲われたら一人助けに行くサジと、それを見捨てられないマジはタリスの木こりに戻る。 サジとマジが傭兵以外の生き方が出来るか心配していたバーツ。後に姿を消す、木こりになったか、別の国に行ったか。 マルスに惚れて共に来たマリーシアは、戦後に行方不明。不良娘になったかもと心配される。 かつて脱走した奴隷剣士として処刑されかけた所を、幼いシーダに助けられたオグマもまた姿を消す。 仮面の騎士シリウス、その正体はかつてニーナと恋仲だったカミュ。彼もまた姿を消した。 かつてカミュの下で戦ったグルニア黒騎士団のロベルト、ベルフ、ライデン。その後も人々の為に戦い伝説となる。 争いの火種になるのを恐れて正体を隠したシリウス。知らないふりをした一同。その後、彼らが会ったかは不明。 ジュリアンの弟分であるリカードは盗賊家業に戻る。 子供の頃にクリスと友達で、クリスが騎士となると聞いて騎士となったノルン。騎士を辞めて、故郷の村で平穏に過ごす。 紅の剣士ナバールは風の様に姿を消し、踊り子フィーナは風の様に追いかけていった。 ナバールのフリをして傭兵をしていたオグマの部下サムトーも姿を消した。今もナバールのフリをしているとか。 傭兵剣士シーザとラディ。シーザの妹の病気の薬の為に働いてた二人は、平和に暮らしたとも別の戦で死んだともされる。 チキの祖父もマムクートのバヌトゥ。チキに別れを告げ、人の為にマムクートを探しに竜石を捨てて去って行った。 チェイニーも姿を消す。姿を自在に変える人の話が伝わっている。 魔道士エッツェルは死んだ妻アーシェラを想いながら諸国を旅した。 ダイスとマリスの親子。戦後に多額の報酬を受け取り、ダイスはすぐに博打で失い、マリスは武器屋を経営する。 ジェイクは秘密の店を経営する恋人のアンナの手伝いをし、いつか遠くの大陸へと旅をしたいと思っていた。 ベックも放浪がサガに合っていると旅を続ける。 グルニアの村に戻ったユミル。その言葉を聞いて辺境の剣士アテナも故郷を目指して船をこぐ。故郷に戻れたかは不明。 ペガサス三姉妹の三女エストは人質となり、そのせいで恋人のアベルがマルスと戦う事になったのを最後まで気にする。 そしてアベルに別れを告げて行方をくらます。アベルもエストを追って、どこかに去って行った。 神竜王の化身ナギは姿を消し、二度と人の前に出る事は無かった。 アカネイア王家、唯一の血族の生き残りであるニーナ女王はマルスに全てを託し姿を消した。 シーダは戦争後、マルスとの念願の結婚をする。 英雄王マルスの近衛騎士クリスは、歴史に多くは語られないが、その活躍は共に戦った仲間達の記憶に深く刻まれている。 第五代アリティア国王マルス。アカネイア連合王国の盟主として国々の復興に尽くし、伝説となったのだった。 fin.
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_ノ . . -‐ = ー-ミ. /. ` .. ′. .、ー-ミ `ヽ 乂. , ォvi. \ ハゞ .才 /. // i ヾ .∧. ′ / .′ 乂 { ハ ハ { ! /才{ i|!/抖竿ミ、 }八≧≠ミ ! 从 イ } i N{才>-=ミ`゙ ノ 斗r-=ミNリ Y ; 从(ハ{《八 うjノハ ゞ りイ 》 }ア}}′ 八 从 i .i 八 \'. ' ,/ ∧ ` ゛ ハ \ -‐‐ ー- .ィ 、 fi≫ 、/从ハ, // { /} ` <ー-<イ {\ /. . _{ .L _ヽ /_ノ .Vハ . イ. . . . . .{ V _ -‐ }}. . .\ >. ´. . .} _ _ __∧ ー- }! ′_ _ _ }` .< . . . . . . . .} . . . . . .∧ i /. . . . . . . .}. . . . . . . .`┏────────────────────────────────────────────┓│【名前:クラフト・ロレンス】 【住所:下羅葉市湯呉須町 アップル・シタラバ 306号室】┣────────────────────────────────────────────┫│【所属:チーム 黄 】 【身分:商社員】 【年齢:25】│【集中:C】 【運動:D】 【反応:D】 【思考:C】┣────────────────────────────────────────────┫│-スキル-│ポーカーフェイス 【抵抗】│ いつでも冷静でいようとする在り方。自身の【集中】以下の相手に妨害を受けない。┗────────────────────────────────────────────┛
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ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ 【ふぁいあーえむぶれむ しんもんしょうのなぞ ひかりとかげのえいゆう】 ジャンル ロールプレイングシミュレーション 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ 発売日 2010年7月15日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 1~2人 セーブデータ 3個(章セーブ)+2個(マップセーブ)+1個(中断セーブ) レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント マイユニットを始め追加要素が多い初心者に優しいカジュアルモードを初搭載熟練者向け超高難易度「ルナティック」が初登場最大75人もの仲間を使用可能 ファイアーエムブレムシリーズ 概要 新システム 前作、およびSFC版からの仕様変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 シリーズ20周年記念作品としてリリースされたファイアーエムブレムシリーズの第12作目で、『ファイアーエムブレム 紋章の謎』の第2部「英雄戦争編」のリメイク。 SFC版2部は1部「暗黒戦争編」のプレイを前提とした直系の続編だが、リメイク版は『暗黒竜』と『紋章』がそれぞれ別にパッケージされているため、本作単独でもある程度ストーリーを理解出来るよう調整・配慮がなされている。 その代わり、サテラビュー用のゲームとして配信された『BS ファイアーエムブレム アカネイア戦記』をリメイクした『新・アカネイア戦記』も収録されている。 本来は、『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』を作りながら『新・紋章』の準備をしていた上に、お客様に早く遊んでもらいたいという理由から、リメイクしてすぐ出す予定であった。 前作『新・暗黒竜』における序章、外伝などの追加エピソードは堀川将之氏が担当していたが、本作では『烈火』、『聖魔』、『暁』などに関わった前田耕平氏が担当している。その他、支援会話などのテキストは他の会社に外注しているとのこと。 新システム マイユニット プレイヤーが名前(デフォルトネームはクリス)・性別・容姿・クラス・(ある程度の)初期ステータスや成長率を自由に設定できる「マイユニット」が登場。ロードであるマルスと対になる「もう一人の主人公」として戦闘に参加するというキャラメイクシステムである。 これまでのシリーズにも名前を設定できるプレイヤーのアバターとしては『烈火の剣』の「軍師」が存在したが、セリフやグラフィックが存在しない軍師とは違い、本作のマイユニットは普通のキャラとしてセリフを喋り(純粋な会話量ではシリーズのキャラの中でもトップクラス)、会話で既存キャラの個性を引き出したり、意外な一面で会話を盛り上げたりと十分な存在感を放っている。ストーリー部分でマルスやジェイガンと会話する場面も多い。 マイユニットは物語冒頭から強制加入であり、マルスと同格の主人公キャラであるため倒された時点でゲームオーバーだが、「序章8」をクリアすれば以降の本編は(外伝の一つを除いて)強制出撃ではなくなるため、あえて使わずにプレイすることも可能。 ただしマイユニットはパラメーター・成長率共に高いため、本編でも育てれば確実にゲーム全体での主力になる。またゲーム開始時の選択肢である程度初期値・成長率を操作出来るため、自分好みのユニットを作れるという自由度の高さにも貢献している。 単体のキャラ性能だけでなく、全てのキャラクターに支援効果を与える事でのブースト役としても非常に優秀。 主人公格のキャラではあるが、シナリオ面で彼/彼女が主体となるのは本作新規の序章・外伝・出撃画面の会話全般で、本編中では既存イベントで多少台詞を挟む程度・もしくは新規に作られたイベント内に集約する形となっているため、原作の内容や本来の主人公のマルスを食いすぎているという事態はなっていない。タイトル通り、「光の英雄」であるマルスを支える「影」という役回りである。 序章はストーリー仕立てのチュートリアルとなっており、アリティアの騎士試験を受けに来たマイユニットが同僚たちや新ヒロインと交流しながら8章に渡るマップを攻略し、操作・戦術の基本や前作キャラクター、原作から変更された本作独自の新設定などをプレイヤーに紹介してゆく形になっている。 性格付けは「生真面目で熱心な若者」を主軸に、男性なら『烈火』以降の大半の男性主人公のようなアグレシップな好青年、女性ならシリーズの女性主人公の個性を足して割ったような凛とした女戦士といったキャラクタライズと過度にでしゃばらず、SRPGにおける主人公らしい性格が与えられている。更に「極度の方向音痴」「幼少から訓練漬けの日々だったため俗世に疎い」「料理の腕が壊滅的」といった欠点が程よい人間味を与えている。 採用された理由はマルスが『スマブラ』に登場してはいるものの、その詳細なキャラを知らないユーザーがいる、と言う任天堂の注文のためである。 カジュアルモード 従来のシリーズでは、マップ上で自軍ユニットが倒されると「死亡」扱いとなり、以後二度と使用できなくなる(キャラロスト)というシステムが基本だった。 しかし本作で初搭載された「カジュアルモード」では、マルスとマイユニット以外の自軍ユニットが倒されると「撤退」扱いとなり、そのマップでは使えないが、次のマップでは復活してまた使えるという仕様になっている。復帰時のデメリットや制限などは一切無く、モードによるシナリオやイベントの差異も撃破された際のセリフが「死亡」or「撤退」で異なる程度の違いしかない。 難易度とは区別されており、新しくセーブデータを作る際に、従来どおりHP0でロストする「クラシックモード」とどちらかを選ぶことになる。ゲーム途中での変更はできない。 キャラロストはFEシリーズの「てごわい」ゲーム性を象徴するシステムであるが、新規プレイヤーやライトユーザーに対するプレイのハードルになっていた面も否めない。カジュアルモードによって「取り返しのつかない要素」が緩和されたことで、特に初心者にとっては非常に取っ付きやすくなったといえる。 この仕様も任天堂の「1人でも多くのお客に楽しんで頂くために」「初心者への敷居を下げるため」と言う注文を受けて導入された模様。 もちろん従来のように「誰一人として死なせはしない」プレイを徹底したい場合はクラシックモードを選べば良く、住み分けがなされている。 ただし難易度ノーマル・カジュアルモードの組み合わせにすると、一部ボスが玉座から動かなくなる・訓練場の値段が半額になるなど、一部の仕様にさらなる緩和が入る。 本作ではクラシックモードでも、序章でやられたユニットは本編1章到達時に復帰するという特別な仕様になっている。 以上の新要素は、いずれも発表当初は主に古参ファンからの反発もあったが、開発側も賛否両論を見越していたのか、どちらも「使わない」という選択が用意されている。 例えば本作のCMは、「シリーズを初代からプレイしている経験者」と「シリーズ初プレイの初心者」という異なる立場の2人の芸能人が対談しながらプレイするという形式だが、経験者側にはマイユニットとカジュアルモード、どちらにも否定的な意見を言わせている。新要素の賛否両論を容認する証左であろう。 発売後は発表時ほどの批判はなくなり、後のシリーズ作品にも受け継がれるシステムになっている。 Wi-Fiを用いた無料DLCが提供された(Wi-Fiサービスが終了した現在ではいずれも入手不可能)。 前作での「オンラインショップ」「レンタルユニット」に加えて、Wi-Fi通信専用のアイテムが三種類と(各セーブデータにつき1つずつ入手可能)、オリジナルマップが3つ配信された。 アイテムは兵種変更等と同様に前日編のクリア後ならいつでも入手できる。効果はどれもありがたいが、バランスブレイカーになる程の性能ではない。 追加マップは主に前作と本作の幕間の出来事を描くシナリオで、後述する「新・アカネイア戦記」と同様、予め用意された固定能力のユニットを使用するスコアアタックゲーム。難易度分けはないが自軍の兵力や敵軍の配置が絶妙なバランスに仕上がっており、一筋縄ではクリア出来ない緻密な難易度となっている。 中でも本作オリジナルの敵勢力を操作する『暗殺者』は自軍の大半が幸運が0で、敵の必殺を常に懸念しなければならないというある意味熾烈な調整となっている。その他にも、本編10章の出来事のきっかけとなる『風と雷』など、シナリオ構成も狭いながらも濃厚で、本編で語られないキャラ達の会話は見物。 本作に限った話ではないが、アイテム入手や配信マップは過去にDLさえしていればサービスが終了した現在でも楽しめる。 前作、およびSFC版からの仕様変更点 『星のかけら』『星のオーブ』の効果が大きく変更された。 所持する間効果を発揮する点は同じだが、SFC版での『対応する能力の成長率を上下させる』から『対応する能力を上昇させる』というものに変化した。『聖戦』におけるリングや神器、『封印』『烈火』の神将器に近い。 良くも悪くも使い勝手が異なっておりSFC版とは違う運用が求められるが、即座に・確実に効果を発揮するため、わずかなパラメータの差が戦略を大きく分ける高難易度ではこちらの仕様の方が使い易い。 なお、星のオーブはHPと移動力以外のすべての能力を上昇させるものになっており、他のオーブの効果は軒並みSFC版から弱体化されている。それでも十分強いが。 武器の「重さ」が廃止され、所謂「攻速落ち」の概念が無くなった。 従来作品、及び高難易度モードでは重さによって使いづらかった鋼系などの武器を気兼ねなく使用出来るようになった。 その代わり、従来作で行われることがあった「鋼武器を使って敵を削りつつあえて反撃しない」という戦術は取れなくなっている。 キャラの「技」による「必殺」の算出の計算式が若干変わっている。 従来のシリーズ作品では基本的に一貫して『技÷2(小数点切捨て)』であったが、技が20以上になると式が『技-10』に変化し、必殺率が加速度的に上昇するようになった。 例えば技が30のキャラの場合、従来作品での素の必殺率は15だが、本作だと20と決して小さくない差ができる。 これによって、ゲーム後半または高難易度では全体的に「技」と「幸運」の重要度が前作よりも高くなった。本作では加入キャラの幸運は総じて初期値が低く、高難易度では技30近くを誇る敵も当たり前のように出現してくるので尚更である。 20章条件突破後の章編成の変更 SFC版では20章を条件付きで突破した後のステージは「終章1」「終章2」という2部編成になっていた。特に終章2は3ステージ構成の演出がなされているが全てで1章として扱われているため、3連戦を同じメンバー・キャラロスト時の補充なしでこなさねばならなかった。 本作では終章1を21章とし、終章2がステージに合わせて「22章~24章」に分割され、この点が解決された。また、原作では全員を生存させたい場合に必要となる4人のユニットを終章2のすべてに出撃させる必要があったが、本作では24章に出撃させるだけで途中のメンバーをそれぞれの対策に専念させる編成ができるようになった。 有料でユニットを育成する「訓練場」の導入。 出撃準備画面から利用することができる。闘技場と似た仕様だが、武器は持参する必要があり勝利時に賞金も得られない。 直前にセーブできるので利用しやすく、成長吟味や経験値の調整、レベルが低いユニットを安全に育成するなど様々な要素がある。基本的に安価なのでお財布にも優しい。武器持参の必要性も逆にいえば『強力な武器を持参し有利に戦う事が可能』という事でもある。ただし名前に反して、負ければユニットは容赦なく死亡or撤退してしまう点に注意が必要。 闘技場と違って一度連戦するごとに敵が加速度的に強くなっていくという仕様があり、3~4戦目以降からは素のステータスだけで勝ち進めるのが困難になってくる。 闘技場も引き続き存在するが、こちらの存在があるからか対戦相手の大幅な強化や数の減少、一部は利用しづらい章に移転される等、安定した利用が困難な調整がされた。(一応、賞金を稼ぐだけなら楽に済ませる方法はある)。 上級職の弓兵で訓練場や闘技場に挑む際、弓持ちのウォーリアーやジェネラルが対戦相手に追加された。 『烈火』では可能だったマイキャラクターのオフや、『新・暗黒竜』でも可能だった高難易度でのチュートリアルステージスキップができず、プレイ時は必ず前日編をこなさなければ本編にはたどり着けない。 前日編は基本的にチュートリアルステージなのだが、特に高難易度ではマップが狭く地の利をとる余地が無い・ユニット育成の余地がなく武器の練成や兵種変更等が出来ないといった理由もあり、誇張抜きで1手1マス分のミスで即座にゲームオーバーになってしまうほどシビアなバランスであり「詰将棋」と例えられることも。 とはいえこの調整は意図したものらしく、敵の弓や手斧の攻撃力は僧侶でもぎりぎりで耐えるような値になっていたりする。マイユニットの初期設定であてずっぽうな選択をして、余程ひどい成長を連続して引いたりしない限り、戦術次第でクリアが可能な練られたバランス調整になっている。(*1) 原作の『暗黒竜と光の剣』→『紋章の謎』での推移と同じく、難易度は前作『新・暗黒竜と光の剣』より高くなっている。 2部構成だった原作は1部『暗黒竜と光の剣』をクリアしたプレイヤー向けの難易度カーブであり、ストーリー展開もあって前半で相当厳しい展開を強いられる構成になっている。 そこに連結させるかのように、難易度の高さが序章の後半にも現れている。 前作のノーマルモードは全体的にユニットが弱かったのでほぼ小手調べの感覚でも十分クリアできたが、今作では名だたる味方の強キャラが何人か序章ボスとして登場し、序章ラストに至っては「敵全員が鋼装備またはエルファイアーといった上位武器を使ってくる」など本編序盤を上回る濃さに至る。ノーマルでも迂闊な進軍だと簡単に味方がやられてしまう。救済策として味方がやられた際のリスクを大幅低減させたモード「カジュアル」が搭載されたのは前述の通りだが、それでも厳しいというユーザーもやはり存在する。 ノーマルモードであれば原作より本作の方が易しく、慣れたプレイヤーであればマルスとマイユニット、魔法キャラを用意するだけでだいたいどうにかなる。しかし、重要アイテム探しなど原作特有の要素に関してはヒントが少し増えた程度でほぼ相変わらずなのに加え、仲間にしたり説得するべき人数も増えたことで、仲間を全員加入させるなどの高評価クリアという点で言えば、狼騎士団の説得を要するシナリオなど、原作よりも難易度が上昇しているという部分もある。真のエンディングを見るために迅速かつ的確な進軍が求められる箇所も随所に残っている。 前作や原作にあったバランスブレイカーや裏技などの抜け道は削除か弱体化がされている。具体的には前作での杖に加えて「ハマーンの杖(使用回数の修理)」の使用回数も大幅に減らされ、特にオームの杖はラスボス戦での仕様の穴が塞がれた、「アゲインの杖」の効果対象が全員から任意の1人になった、味方側の遠距離攻撃が一切使用不可能になったなど。これは前作・原作が大味なバランスであったと見ることもできる。 資金入手も、闘技場で稼ぐか金塊を売却するほか手段がない。しかも、前作よりも売価が下がり入手数も減っているため、より計画的な資金運用が求められる。 特に終章の敵編成が大きく変更され難易度が上がっている。SFC版での敵は自動的にマルスが入手する「封印の盾」で消滅する地竜ばかりで、基本的に敵ターンさえ耐えれば何とかなったが、本作では封印の盾の効果が及ばない全ての種類の竜が数多く配置されるようになり、終始油断のならないステージと化した。この理由は、SFC版では3連戦の末のステージ&竜の攻撃は防御無視だったのが本作では1つのステージとして攻略する他、竜の攻撃を防御・魔防で低減できるようになったためと思われる。 兵種の仕様変更 ソードマスターの能力補正が「命中+10」から「回避+10」に変更された。旧仕様の補正がなくとも本作では命中率が高く安定するので妥当な処置だろう。 ファルコンナイトの速さ最大値が25→26に、マムクートの幸運最大値が20→30に変更された。 戦士系と全く同じ成長率だった海賊系の兵種の成長率が、今作では違う成長率に変更された。 力・技・守備の成長率が戦士系より低くなった代わりに、速さ成長率が剣士系やアーチャー系と同じく全職TOPに。また、HPの成長率は戦士系と全く同じなうえ、その戦士系より低くなった力の成長率も依然として全職2位をキープしている。味方加入が一人だけという人数枠の少なさが最大の欠点だが、HP・力・速さの3つを同時に上げやすい育成に便利な兵種として利用可能になった。 シューターが敵専用になり移動しなくなった等、よりSFC版に近い仕様に。 一部の杖が「特殊杖」という別コマンドに分類された。 該当するのは「レスキュー」「リザーブ」「オーム」「サイレス」。これらの杖は通常の杖とはコマンドから区別されているため、間違って貴重な杖を使ってしまうというミスが起こりにくくなった。 通信対戦の対戦ステージがいくつか追加された。 クリア後の「戦績評価」が導入された。 本編プレイでの仲間の生存率や攻略ターン、取得経験値や資金等を総合的に評価するシステムで、一部ハードのシリーズ作品では定番の要素だった。 ただし評価内容や項目はそれらに比べるとだいぶ大雑把。なおかつ高評価を得たことによる特典等も無く、やり込みの指針の一つという所か。 イヤホンでの視聴に限るが、「サウンドルーム」にて、DSを閉じても音楽が再生され続けるようになった。 これにより携帯性を保ち、かつ電池の消費を抑えながら音楽を聴けるようになった。 主人公マルスに死亡時の台詞が追加された。 SFC版にはなかったマルスの死亡時(HP0)の台詞が本作から追加された。 評価点 前作で非常に不評だった外伝の出現条件「味方の人数を一定数まで減少させる」は撤廃。今作の外伝は該当章を「規定ターン数以内にクリア」もしくは「固有の条件を満たしてクリア」のどちらかを達成していると進めるようになった。 外伝の内容も小話程度に過ぎなかった前作から大いに進化。マイユニットを含む『新・暗黒竜』以降の新キャラ達が主となった濃厚なオリジナルのサイドストーリーが展開される。 外伝のマップは本編と比較して狭いマップが多く、敵の配置やギミックにもクセが強い。単に攻めるだけでは(仲間加入などの条件を満たして)クリアするのが難しいため、応用要素も含めた戦略が必須。また前作では通信対戦でしか搭載されていなかった「索敵マップ」も登場している。 高品質なBGM 原作のアレンジはもちろん、新たに追加された新規BGMも全体的に高評価。 中でも、外伝のマップ曲である「戦い果てることなく」や、ボスBGM「切り裂く影」、終章の新規BGM「禁忌の聖域」は特に評価が高い。 SFC版のアレンジに関しても、一部短い楽曲にいくつか新たなパートが追加されてより聴きごたえが増している。 同じく前作で不評気味だったキャラクターの顔グラフィックも、全体的にリファインされた。 新規に書き直されたのはコスチュームが変わったハーディン、成長したゴードン、負傷した差分が作られたボアを除いてマルス、シーダ、マリク、ジョルジュ、リンダ、サムソン、チキ、アストリア、カインの9名。ザガロも若干端整な顔つきになっている。 闇のオーブに取り憑かれている状態のハーディンに至っては、顔色も若干悪く描かれている。同じく闇のオーブの影響下にあるガーネフと同じ状態である事を意識したと思われる。戦闘グラフィックもSFC版ではジェネラルの流用だったが、公式イラストどおりの衣装に変更されている。 その他のキャラも全体的に色調が明るめになったり細かい個所が手直しされており、「目が死んでいる」「顔色が悪い」といった批判点がある程度改善されている。 近作の兵種格差が改善されている。 特に顕著なのが「スナイパー」と「ソードマスター」。この2職は初期の作品では「1種類しか武器が使えない代わりに、単体で高い性能を誇る」職だったが、全体的に成長率が底上げされている近作では複数武器使える職の半下位互換になりつつあった。 しかし、今作ではユニット固有値、兵種ボーナスが見直されたうえ、敵の強化に伴い上限の高さを存分に生かせる調整が施されている。ストーリーの都合上終盤の敵軍の主戦力となる、マムクート・ソーサラーに対して抜群に相性が良いのも追い風となり、終盤攻略に頼もしい存在となった。流石に、かつてのような単騎で敵軍を殲滅するほどの華々しさはないものの、久しぶりに「強いソードマスター」が帰ってきたことを喜ぶファンも多い。 『新・暗黒竜』で評価されていたインターフェースの良さはしっかり引き継いでいる。 今作で導入された「アドバンスモード」の操作性はよろしくないが、従来のインターフェイスも選択可能である。このアドバンスモードスタイルの操作法は次作『覚醒』で完成を見ることになる。 マルスの思想や理想、性格や人間性が窺えるイベントや会話が大量に追加されている。これまでにも語られなかったわけではないが、ある程度プレイヤーの想像に委ねられていた部分であり、ゲーム内で明確に描写されたのは本作が初めてとなる。 今までのシリーズ作品の主人公も仲間を大切にしている事は共通しているが、マルスの場合はもはや本作の副題と言っても良い程に強く押し出されている。 + ネタバレ注意 世間では「暗黒戦争を終結させた偉大な英雄王」として讃えられているマルスだが、本人は自分のことをたった1人でメディウスを倒した「個の英雄」である祖先アンリのような屈強な勇者ではなく一個の弱い人間でしかないとしており、そんな自分を支えてくれる仲間たちを誰よりも大切に思っている。その仲間を戦争で失うことにはたとえそれが少数の犠牲であっても耐え難い苦痛を感じており、大局を制する指導者としては弱さや甘さでしかないと理屈では理解しつつも苦悩する繊細な青年として描かれている。マイユニットはジェイガンやシーダ、カタリナと共にそんな彼の理想に共感し、そして彼の理想を守るため奔走することになるのだ。 今作の設定ではマイユニットの功績が英雄王マルスの功績として語られているとされており、そのことからマルスは本来マイユニットが成し遂げた英雄としての功績を公にしようとしたが、マイユニットはマルスの理想の理解者として、長い戦乱を経て数多くのわだかまりが残り続けるこの世界の平穏のためにもマルスは絶対的な英雄ではなくてはならないとして、それを固辞した。マルスは単に自身に忠誠を誓うだけではなく自分の在り方を誰より理解し、影として自分を守り支え、時に力強く背中を押してくれるマイユニットに対して自分の半身であるとまで称して感謝し、本編終了後も生涯の友としてあり続けたという。 それゆえ、公式設定上の歴史においてマイユニットの活躍は外伝章での暗殺組織との戦いしか記録されていない。まさしくマルスを支える「影の英雄」となっている。 前日譚では暗黒戦争で亡くなったコーネリアス王とリーザ王妃と多くのアリティアの兵士・騎士達の墓参りに行く半ば前作の自虐のようなシーンが有り、本編では随所でそれまでに仲間がやられた回数によって分岐する会話イベントが新規に追加されていたり、本編でどんな偉業を成し遂げた後でも真っ先に仲間達を気遣ったり、一部の支援会話でも仲間達一人一人の行動にしっかり応える等(*2)、彼にとって仲間とはどれほど大きな存在なのか、マルスがなぜ公式サイト上で「群の英雄」と呼ばれることになるかを随所随所で感じられるだろう。 総じて、メインテーマソングの歌詞「誰一人として死なせはしない」を体現するような主人公に仕上がっている。---本作はこれまでのシリーズからは考えられないほどに、章開始時に無条件で仲間になるキャラが大量追加されているため、次々と仲間が倒れて行ってもノーマル/クラシックモードでのクリアへの支障には少々なりづらくなっている。しかし自然とマルスの理想でありエムブレマーの目標である「全員生存クリア」を目指したくなるような性格描写は脱帽もの。システムとキャラ描写がうまく噛みあった好例といえるだろう。 『新・アカネイア戦記』の収録は概ね好評。 原作は放送番組であったため時間制限があったがそれはカット。代わりにクリアした際の評価点を競うスコアアタックモードとなった。 ハードがハードだっただけに原作は「幻の作品」とさえ言われるほど、旧来のファンですらプレイした人が殆どおらず、バーチャルコンソール配信すらなされていない作品だったので喜びの声は非常に大きかった。本編とは異なり、テキストは原作のものをそのまま使用している。 しかし頭文字に「新」と付けているように当時のアカネイア戦記の移植ではなく、本作のゲームシステム準拠にリニューアルした作品なので、原作のプレイ環境とは良くも悪くも大きく異なる。容量の関係等で仕方ない事だがボイスも再録されていない。 アカネイア大陸編に登場した自軍ユニットを殆ど網羅している。その数実に75人。 SFC版第2部未登場ユニット、アカネイア戦記のみの登場ユニット(*3)、『新・暗黒竜』初出ユニットの全てが仲間として登場する。そして原作では最後まで和解できなかったり、イベントで命を落としてしまうユニットすらもその殆どが仲間に加えられるようになった。ただし、本作ではシューターが敵専用になった事から、ジェイクはウォーリアーに、ベックはホースメンに変更された。 『暗黒竜』『紋章』の両方に登場するが『紋章』で仲間にできなかったキャラクター(ガトー、ロレンス、ボア、ハーディン、ジェイガン)は仲間にできないままだが、ボアとハーディンは新・アカネイア戦記の操作キャラとして、ジェイガンは序章での敵として登場機会が与えられている。 一方で、本作初出のキャラで味方になる者はマイユニットを含めて2人しかいない。しかしそのもう1人の新ユニットは早い話が「マイユニットに対応するヒロイン」で、前日編や外伝章といった新マップにおける実質的な主役として描写されているため、マイユニットの『影の英雄』になぞらえて『影のヒロイン』と呼ばれている。 地味ながらも人気を博していたタリスの義勇兵「サジ」「マジ」「バーツ」も上記の例に漏れず仲間入りを果たすのだが、なんと彼らに隠し要素としてペガサス三姉妹のお家芸であった連携攻撃の「トライアングルアタック」が与えられた。キャラクター性についても各々に個性的な性格付けがなされ、前作の相互支援は健在で、支援会話では勿論本編や無料DLCでもちらほら会話が追加されている。 本家のペガサス三姉妹が全員揃うのが終盤なのに対し、この3人が集まるのは本編の序盤なので三姉妹より汎用性も期待値も高いのも魅力。高難易度のラスボスにすら通用する希少な男性限定職・相互支援ということも後押しし、ルナティックでも一軍を張れる能力を持ち得る。成長率の高い面子はたいてい槍職になっている関係で、競合するのが初期兵種を戦士にしたマイユニット位しかないのも大きい。 このことから本作のバーツは理論上最強の斧兵として見られている。しかしバーツの総合成長率自体は平均程度のうえ、サジとマジは成長率が低めの部類に入るので、そう簡単にバランスブレイカーになることはない。 出撃準備画面での項目が多く追加され、ボリュームが増している。 「みんなの様子」 文字通りマイユニット含めたキャラクターの様子を見る事が出来る。基本的にはキャラごとに一言喋るだけで終わるが、リアルタイムで間隔が開くと「自主訓練をして経験値を得る」「調子が良く特定のパラメーターがその章でのみUPする」「アイテムを拾う」「マイユニットへの思い入れが強くなる」等様々なパターンの台詞や効果が4~5個分蓄積されていく。ランダムであるが、マイユニット自身も含めて全員分全パターン用意されている。 これにより本編以外でもキャラクターの個性が感じられるようになった他、戦略的にも有利な要素になりうる。特にアイテムはギャグのような武器も多い(「ものほしざお」という名前の槍など)が、ほとんどが錬成可能でそれにより真価を発揮することもあり侮れない。純粋に強力な武器や道具もあり、これを序盤で拾うと攻略がある程度楽になるなど、久々のプレイで。 「会話」 そのステージでの攻略や仲間を説得するヒント等が得られる。簡易ながらも今までのストーリーの流れを再確認出来る小話も2章以降追加され、ストーリーを把握しやすくなっている。ヒントの小話も様々なキャラクターがマイユニットに助言する形で行うため、みんなの様子に加えてキャラの活躍の場としても機能している。 加入させられる寝返りキャラとその説得要員も予め示唆してくれるので、これまでの作品に度々見られた「説得できると知らずに倒した」「誰で説得できるかが解らなかった」と言った初見殺しのケースを回避しやすくなった。 また、特定の組み合わせのキャラ同士を同時に出撃させていくと、回数に伴いキャラ同士の会話が発生し、「会話」から見ることができる。従来のシリーズにおける「支援会話」に似たシステムでそう呼ばれることもあるが、本作では支援関係と会話発生の条件は別なので厳密に言えば支援会話ではない。 これにより、原作では仲間になる時や死に際の台詞しか用意されていなかった(それも他キャラの使い回しというキャラも)キャラにもそれぞれ十分に個性付けがなされた。会話自体もシチュエーション豊富で見ていて飽きない。 原作ではネタキャラとして広く認知されていたアランは「上級職だが病弱なので弱い」という性能こそ据え置きだがキャラ描写が深まり、病に侵されつつも恩あるアリティアへの忠誠を貫かんとするシリアスなキャラクターになっている。 またマイユニットの性別によっては会話の一部もしくは大筋そのものが変わる事がある。男性の場合はマリーシアやカタリナとの会話に追加される部分がある他、マリスは性別によって会話内容がほとんど異なる。 会話は「マイユニットと原作キャラ」「原作キャラ同士」の2種類存在する。マイユニットは効果のみならず、全てのキャラクターとの支援会話が用意されている。この、主人公がすべての味方と支援を組める点はリメイク作である『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』および外伝作である『ファイアーエムブレム無双』以外のすべてで採用されている(*4)。 『紋章の謎』1章から登場していた新入りの騎士団員達(ロディ、ルーク、セシル、ライアン)はマイユニットの同期の新米騎士という設定になり、前日編からマイユニットと共にストーリーを盛り上げる。訓練の過程で第7小隊と呼ばれるチームを組んでおり、全員に追加された個性のおかげで、新たなファンを獲得するに至っている。 騎士を引退し、軍師として彼ら後進の育成に励む老騎士「ジェイガン」はもともと原作でも目立つNPCではあったが、本作では出撃準備画面によってさらに出番が増えることになる。 逆に原作キャラ同士の支援会話は少なめ。過去作品のように接点の無いキャラ同士が親交を深める類の会話は殆ど無く、元から交流のあるキャラ同士の会話が殆ど。 ただし、作中で親友同士と言われているマルスとマリク、因縁を持つオグマとナバール、シリーズ伝統の赤緑騎士のカインとアベル等は、支援会話こそないが旧作では見られなかった支援効果が隠されている場合もある。 高難易度の難易度調整や仕様の改善 シリーズお馴染みのハードモードは、『新・暗黒竜』ではLV1~5という呼称で多い上に違いが分かりづらく、難易度調整も変わり映えに乏しかったが、本作では「ノーマル」「ハード」「マニアック」「ルナティック」の4段階という旧来のスタイルに戻しており、違いが分かりやすくなっている。 「ノーマル」はSRPGや本シリーズを初めて遊ぶ人向けに調整されており、前述したように原作より難易度が低いが、「ハード」からは一転し、原作よりも敵の性能、配置が大幅に強化され、シリーズ熟練者向けの手ごわい調整となっている。 そしてシリーズ初登場となる頂点の「ルナティック」は、「マイユニットの選択をしくじるとプロローグで詰む」「兵種変更や武器錬成などシステムをフル活用しないと進軍すらままならない」と言われるほどの難易度。クリア後評価を突き詰める程度では飽きたらぬ猛者達への挑戦状であろう。 この難易度に限りシステムにもいくばくかの変更がなされており、「敵将をとどめを刺さない程度に攻撃した経験値が有限になる(いわゆる「ボスチク」という育成法が不可に)」「闘技場や訓練場の利用が困難になる」「ワープの杖など有用なアイテムが入手不可になる」といった解法からの逸脱を許さない、苛烈な詰め将棋を想起させる方向性として設計されている。これだけでなく「ルナティック限定の増援が追加される」「竜系の敵のブレスの射程が1~2に強化される(SFC版の仕様に戻る)」「敵の行動や初期配置・装備が厄介かつこちらの戦略や人選の隙を突くように変更&追加される(*5)」等、前作よりも遥かに凝った調整となっている。しかし序章の山を越えれば決して完全な無理ゲーではない絶妙なラインを保つ構成となっており、過去作やその「マニアック」を完璧に制覇してきた猛者にも手応え十分。 今作は各難易度クリアで様々な特典が用意されている。「ルナティック」のクリア特典には、同じ内容だが自分のフェーズでも必ず敵が先制する「ルナティック (ダッシュ)」という隠された特殊難易度が潜んでいる。 高難易度でも「カジュアル」「クラシック」は別個に選択でき、ステップアップについてもある程度間口を広げている。ただし「ルナティック ・クラシック」モードのみ、元のルナティック・クラシックモードで真エンドクリアを達成する必要がある。もともとが隠し要素であることももちろんだが、同じ内容を先制縛りで遊ぶということは、それ程の実力がないとあっさり詰んでしまうため、もっともな条件といえる。 初期はその余りの難易度に「ステータス吟味ゲー、マゾゲー」のような声も多く聞かれたが、攻略が進んできた今日では期待値レベルの並成長で問題なくクリア可能なことが判明しており、動画サイトではステータス吟味のみならず、武器錬成やドーピング、強力な魔法・杖やオンライン追加要素等を軒並み使わずにクリアするような動画すら投稿され、人気を博している。 これまでとは異なり基本的に「回避」が期待できない調整のために運要素が抑えられ、受け・攻め・配置、どれも常に正確な計算が要求される。つまり、いわゆる「プレイヤースキル」が強く問われるパズルチックなバランスになっており、ランダム追加スキルの運要素が強すぎると批判を浴びた覚醒のルナティック+とはしばしば比較され、相対的に評価を上げている。 上級職で加入する仲間を主に大半のキャラクターのパラメーターが上昇し、活躍させやすくなった。 『新・暗黒竜』では原作(SFC版「紋章の謎・第一部」)のパラメーターをそのまま移していたため多くの上級加入キャラが使いづらかったが、本作ではDS版の仕様等に合わせて調整された結果、多少パラメーターが向上している(特にHP)。このため、ノーマルやハード程度なら育成次第で戦力になるキャラが多くなった。キャラクターの成長率も軒並み向上している。 原作第2部では初期加入の割に伸び悩んだルークやウォレン等の成長率が大きく引き上げられ、育てれば充分主力として扱える域になった。 設定上「大陸一の弓騎士」と謳われていたものの後半参戦の割に悲惨な成長率でネタにされていたジョルジュや、前作初登場で「美形なのに成長率がひどい」と嘆かれたホルスも大きく成長率が上がり、それなりの成長を見込めるようになった。逆に異常な成長率で猛威を振るったザガロ&ウルフは成長率が引き下げられたが、それでもSFC版よりも高水準に留まっている。 マルスも前作『新・暗黒竜』では高難易度のラスボス戦では確実に追撃され、よほどドーピングしていない限りトドメ以外の運用が出来ない有様だったが、本作では封印の盾に星のオーブの効果がそのままついてくるようになり、速さ30(最高値)の敵にも追撃されないようになった。(*6)高難易度の終盤では速さがカンストしている敵が当たり前のように出現するため、彼らに追撃されないというのはマルスに限らず非常に大きく、純粋にリーダーキャラとして頼れる存在となった。 敵の配置などといったゲームバランス自体も、今作の仕様に合わせて改善されている。 『新・暗黒竜』では敵の配置等のデータまでもが殆ど原作の流用だったため、中盤以降は槍だらけになるなど追加クラスの敵が極端に少なかったりしたが、本作では中盤以降も随所に剣や斧持ちの敵が混ざるなど、SFC版では見かけなかったクラスの敵も多く登場してくる。 なお一部を除いた味方キャラのパラメーター底上げに引っ張られるように、難易度ノーマルでも前作の同難易度に比べると結構敵の能力が上がっている。 ちなみにラスボス自身も前作から飛躍的に強化。高難易度だと凄まじい能力になり、特にルナティックではシリーズのラスボス中でも屈指のスペックとなる。まともに戦えるのは、ファルシオンを装備したマルスと、トライアングルアタックを使用できるサジマジバーツかペガサス三姉妹しかいないとされるほど。マルス以外の場合、追撃されずにまともなダメージを与えられる兵種はバーサーカーしかおらず、他は追撃が来て即死かまともにダメージが入らないと、本作高難易度の方向性を象徴するものに。 「兵種変更」の制限が、条件付きだがある程度解消されるようになった。 『新・暗黒竜』では「変更出来る兵種が限られている」という問題点があったが、本作では難易度「ハード」以上のクリア特典として、男性ユニットの兵種制限が解禁され、多くの兵種に変更出来るという要素がある。 使用武器に互換のある変更先が増えたことにより、キャラごとの武器レベルや成長率を生かした兵種変更もしやすくなり、より柔軟な運用の出来るシステムとなった。例としては次のようなものが挙げられる。 剣が得意なソシアルナイトを傭兵にし、成長率を変化させつつ砂漠地形に対応する。 素早く槍の得意なソシアルナイトをアーマーナイトにし、速さの伸びやすさを生かして能力的に隙の無いユニットに育てる。 すぐに速さがカンストしてしまう剣士を傭兵→ソシアルナイトと段階的に遅い剣職にしていき、速さをチャージしつつ力や耐久力を補強し、最終的に全ての能力が高いソードマスターを目指す。 兵種成長率の低いハンターを兵種成長率の高めなアーチャーにして、安定した成長をさせる。 得意武器種が一致しないケースでも意外な適性を持つキャラも多い。自由度の高さがそのまま奥深さをもたらしたといえる。 特に「魔法職を物理職にする」ということは一見するとネタプレイに見えるが、男性限定で力の成長率の高い戦士系に兵種変更して育てると、ネタどころか普通に使えるレベルに育つようになっている。なぜなら魔法職は守備成長率にマイナス補正があり、初期魔法職キャラの大半はそのままでもHPや守備がそれなりに育つようにHPと守備の個人成長率が高めに設定されている。そのため、魔法職→戦士に変更してうまく力が育てば、下手な初期物理職のキャラクター達よりも大幅に強くなる。 もともと男性専用職の方が多いこともあり、制限解除後の兵種変更についてはやや女性ユニットが割を食っている感があるが、その分女性キャラは合計成長率が高く設定されている。 レディソード、リザイア、ハマーンなど難易度問わず活躍する強力な職種やアイテムはその尽くが女性専用であり、初期クラスが該当する女性キャラの参戦に伴い、兵種変更でも女性キャラに「ソシアルナイト」「ジェネラル」が追加されている。 『紋章の謎』の「乗り物系ユニットの歩兵化」(騎馬ナイト系の「おりる」)というシステムが廃止され、一部の移動できない地形が緩和された。 「マムクート」の竜石や星のかけら・オーブなど、アイテムによる能力補正値が明記されるようになった。 必殺発動時にキャラクターが光るエフェクトが入り、分りやすくなった。 『新・暗黒竜』ではWi-Fiを用いたオンラインショップでしか手に入らなかった一部のアイテムが通常プレイでも入手出来るようになった。 攻速関係なく2回攻撃ができる「勇者系武器」、特別なCCアイテム「天空のムチ」が該当する。特に後者は、前作ではWi-Fiを接続できないプレイヤーは通常プレイでファルコンナイトの姿を拝めなかったため不評であった。 志願兵システム 前作にあった、自軍ユニットが一定数以下になるとモブユニットが「志願兵」として加入するシステムが廃止されずにそのまま実装されている。 今作ではカジュアルモードを使えばキャラは死亡しない事と、クラシックでも無条件でかなりの数のキャラがどんどん加入するため、普通にプレイしていれば志願兵はほぼお目にかかる事がなく、半ば死にシステムとなっている。 しかし前作でも批判するプレイヤーが多かったものの、「志願兵による縛りプレイ(いわゆる十二魔将プレイ)」を行う物好きなプレイヤーも存在していたため、プレイの自由度を残したことは評価点と言える。 ちなみに志願兵プレイは「まず揃えるのが大変」という前提が付き、仮に揃ったとしても「外伝にはほぼ絶対に進めない」「攻略/生存評価激減」「基礎能力も成長率も低い」「敵が前作よりも強く太刀打ちしにくい」「会話で支援効果を得られず、みんなの様子の対象にならないため底上げも困難」と無茶苦茶な状況に至る。今作のマップ構成もあいまって、高難易度では相当なマゾプレイと化す。 テキストの充実 前作『新・暗黒竜』では、1シナリオのみの展開だった序章が8章に渡って展開。新規シナリオをより深く楽しめるようになった。 本編においても、前述のように「会話」の搭載やマイユニットの参加、新規イベントの採用などにより、テキスト量が大きく増えたほか、終章を含む一部の章での会話やイベントが幾つか追加されている。また、会話の追加や外伝シナリオ(*7)をはじめとした新規ストーリーの濃密な内容もあり、テキストの総合的なボリューム自体は前作を大きく上回っている。 (SFC版当時の容量不足等の理由により)ストーリー的におかしいのでは?と思われがちだった状況に対して、辻褄が合うよう、イベントの掘り下げ及び追加修正、プレイ内容に応じたプレイヤーへのメリット、デメリット措置などが入った。 + 修正された部分 原作ではメリットが(ありそうで)なかった行動にメリットが追加されたり、原作で明らかにやったらまずいと思われがちな行動に明確なデメリットが設定された。 ロレンスの説得 1章においてマルスをボスのロレンスと会話させるとロレンスが自害するというイベントが存在するが、今作ではこの場合に城に篭っていた人から話を聞いてくれたお礼の品が貰えるイベントが追加された。 SFC版では一応はジェネラルなので倒すのは面倒だったが、会話にメリットがなくロレンスの装備品も「こわれたやり」で殆ど命中する事がなかった事とボス補正による経験値の高さもあってロレンスを殺す方がメリットが大きかった。このためユミナから「けだもの」呼ばわりされてもこの場合プレイヤーの自業自得ではあるが文句は言えず、アカネイアやハーディンの現状も(この時点で)理解出来ず、後にラングを糾弾する際に説得力に欠けるという面があった。 本作ではロレンスの装備が整えられ(「こわれた武器」が削除されたのもあるが)、ハードでは「てつの槍+手槍」、ルナティックでは「ぎんの槍+手槍(錬成)」と前作の現役時代顔負けな壮健っぷりとなり、パラメーターも迂闊に近寄れない域になってくるため、ボスチクの危険性も増して素直に自害させた方が攻略面でも吉な調整になっている。 自害の描写もSFC版では突如城砦が爆発するという演出だったが、本作では剣による自害を示唆する一枚絵になった。アイテムとして槍しか持っていないことをツッコまれてはいるが。 シルバーカードの入手方法 10章では杖しか所持していないシスターが数名いて、彼女達に手出しをしないという条件でシルバーカードが入手できるというイベントがあった。 ただし原作では「条件を満たしたまま一定ターン経過させると出てくる盗賊が持っている」という形なので、盗賊を退治してカードを入手できればシスターを皆殺しにしてもデメリットがなかった。 今作ではマップクリア後のイベントで「カダイン兵に脅されていた」というシスター達からのお礼として貰えるという形に変更され、さらに外伝へ進むマップ固有側の条件となったので、カード入手のためにはシスターには一切手出しできなくなった。 とはいえ「ルナティック」以降では貰えるアイテムが「きずぐすり」になってしまうため、この場合は規定ターン以内に攻略出来るなら殺した方が、育成面によるメリットが上回る事もある。 シーマとサムソンの離反イベントの追加 特に手の込んだ修正として挙げられるケース。シーマとサムソンは、17章にいる、一切行動してこない(=敵意のない)敵扱いのグラ国兵士を1人も倒さずに話しかける事で仲間になるキャラである。 ただしSFC版では彼らを仲間にした後はグラ兵をいくら倒しても何ら影響が無かった。なので両者を仲間にするや否や目の色を変えて城から逃亡するグラ兵をマルス達はおろか、女王であるシーマ自ら手当たり次第経験値稼ぎに虐殺して回る…などというおぞましい光景もしばしば繰り広げられていた。 これを受けてか、本作では仲間にした後でもグラ兵を1人でも倒すと新規追加のイベントが発生し、彼らは再び敵に戻ってしまい二度と仲間にできなくなるように設定されている。またシーマやサムソンではグラ兵を攻撃する事そのものが不可能になった。過去作では育成面ではありがたい仕様であったが、シナリオ的に見ると異常としか言いようのないものであった。そして本作の場合経験値取得の計算式もGBA版以降の仕様に合わせて大きく変わっており、下級職LV1のグラ兵を幾ら倒しても碌な経験値にならなくなったためペナルティを覚悟で強行する意義も薄くなっている。 ちなみにこのグラ兵、新兵かつ本来戦うべきユニットではないからか難易度を上げてもステータスは上がらないが、何故か武器レベルと装備品のグレードだけが他の敵と同様どんどん上がっていき、ルナティック以降になると新兵なのに武器LVA、練成ぎん武器装備という珍妙な面々となる。 ただし、特定の状況下でこの現象を引き起こすと『ハマり』に陥ってしまう事がある。 シーマかサムソンにオーブ系を持たせたまま再敵化させてしまうと、当然交換出来なくなりしかもドロップもしない為取り返す事が出来なくなる。こうなると21章以降に進めなくなり、それが光のオーブだった場合は20章のハーディンを倒せなくなる為クリア不可能になってしまう。 狼騎士団の行動 18章でこちらを強襲したロシェ以外の狼騎士団3名だが、19章でも続けて敵軍に登場するようになり、そこで説得を行う事で自軍ユニットとして加入させることが可能となった。 彼らは原作では18章以降は登場せず、そのままフェードアウト(あるいは自軍と戦い戦死)していた。戦闘開始前にハーディンに対する忠誠を力説し、渋るロシェに啖呵を切っておきながら、自軍との戦闘で戦死していない場合ではオレルアン国王の命令でアッサリ撤退し、その後は二度と登場しない(事実上ハーディンを見限ったように見える)事や以前の戦争(SFC版第1部)での弱さも相まって散々に酷評され、ハーディンの哀れさを強調してしまっているとも見られていた。 マップ上では敵編成を変えただけではあるが、シナリオとしては「ハーディンへの忠誠と恩義に応える形で、19章でのパレス防衛戦にオレルアン王の命令に背いて参戦する」という展開へと大胆に改変されている。残る3人はここで順番に説得して味方にできるのだが、その時の台詞もかつてのハーディンから受けた恩や偉大さが語られ、苦悩しながらもマルス率いるアリティア軍に加わる決心を固めるといった展開の重さ・熱さもあってハーディンに対する忠誠が本物である事を見せつけ、間接的にかつてのハーディンの魅力を引き立ててもいる。会話からも夫々の忠誠の形や性格が窺える。特に隊長であるウルフ加入の会話は、皇帝に即位したハーディンが「私が過ちを犯すことがあればお前達が正してくれ」と狼騎士団の面々に託していた事が明かされ、狼騎士団の中でも特別強い忠誠心ゆえの苦渋がひしひしと伝わる見所となっている。 ただし、彼らの配置や説得可能キャラ、出現タイミングの関係から、このマップの完全攻略難易度は大きく上昇。ルナティックで全員生存ならともかく、更に全員の説得まで目指すとなるとシリーズ屈指の鬼畜ステージとなる。 ビラクに関しては増援としていきなり背後から自軍に襲いかかる、説得時の台詞に「俺はハーディン様のことが好きだった」とあるなど、SFC版以降の顔立ちから出たネタを意識したような要素があったり…。 細かい点だが、村でのロシェ加入時の台詞も一部変更され、シリアスさが増している。 また、19章冒頭の会話でアカネイア軍の現状に対してジェイガンが「質の悪い兵士達」という旨の評価を下している部分の台詞も削除されている。『信念あるかつてのアカネイア兵はハーディンによって粛清され、残っているのは彼に金で雇われた傭兵上がりなので、恐れることはない』と言うものだが、実際は高いパラメーターを誇る優秀な上級職を大量に擁しているせいで、一部で密かに話題になった。これについてはジョルジュが似たようなセリフをかなり前に言ったりしているので、その兼ね合いもあるのかもしれない。本作では、冒頭会話でハーディンの本隊についてマルスが「大陸最大最強と名高い軍勢だ」とマイユニットに釘を刺す等、一転して純粋な脅威として扱われるようになった。上述した狼騎士団の介入の影響もあり、本作屈指の難関マップとして立ちはだかる。 原作でネタとして見られていた台詞の一部は漢字変換や句読点の追加などで修正されている(台詞自体はそのまま)。 ただし、ジョルジュがアストリアを説得する際にアストリアが一度だけ名前を呼び間違える誤字シーンは何故かそのままである。 アストリア「な、なんだと!! どういうことだ、ジョルジュ」 ジョルジュ「なあ、アストリア。それを、確かめるためにも 我々と一緒に来い…」 アストリア「うむ…残念だが、やむをえまい。 だが、ジュルジュよ」 原作ではハーディンの皇帝時のフェイスが闇のオーブの影響下の者しかなかったために、最後に遺言を残すシーンで唐突に第一部のターバンを被った姿に変わる(*8)と言う間抜けなシーンも、正気の皇帝フェイスが追加された事で違和感が無くなっている。 賛否両論点 戦闘アニメは前作からほぼ同様であり、ユーザー間で賛否が分かれる。 なお新規実装されたクラス「皇帝」のアニメはよく動くと言われており、GBA時代のファンからも高評価を得ている。 問題点 第14章「明かされた謎」において、タイトルにある「紋章の謎」の真相に深く関わる重要なエピソードが削除されている。 + SFC版のネタバレ注意 削除されたのは「アカネイアの初代国王アドラ一世は元々は盗賊で、ラーマン神殿から盗んだ封印の盾からオーブを外して売り飛ばし、同時に盗んだ三種の武器(メリクル、パルティア、グラディウス)で軍隊を結成して大陸統一を成し遂げ、アカネイア王国を建国した」というエピソード。同じくSFC版第2部の14章で明かされるが、本作ではそのくだりの会話が全てカットされている。これによってアカネイア王国が封印の盾を国宝として所有している理由がわかりづらくなった。なお、太古に封印の盾からオーブを盗み出された出来事については前章での会話にまとめる形で、「何者かが…」と濁されたままとなっている。 「ラーマン神殿から封印の盾を盗まれておいて、竜族がこれを放置していたことは不自然」、「CERO Aで販売できなくなる内容を自粛した」という推測もなされているが、どれも決定的とは言いがたい。前述の通り、追加されたエピソードが多い一方で、削除されたものはこのケースのみであるため、ファンから疑問の声が上がった。 本作でもWi-Fi対戦が実装されていた(Wi-Fiサービス終了により、現在は不可能)が、前作の問題点がほぼそのままになっている。 相変わらずチートが横行しておりマッチングは機能しない。そこでまともに戦うには練成武器&徹底した育成吟味が最低限必須という事態も相変わらず。『練習モードでは同じチームとしか戦えない』という点もそのまま。 シリーズ史上最多の味方ユニット数を誇っているが、その利点に反している要素が多い。 本作はアカネイアオールスターと言っても過言ではない参加人数で、本編ではガトー・ボア・ロレンス・ハーディン・ジェイガン以外の全ての味方キャラが使えるが、攻略に耐えうるキャラとそうでないキャラの能力に極端な差がある。 難易度がハードまでならアランとバヌトゥのような極端に育たないキャラ以外はよほど成長が悪くなければ使っていけるのだが、マニアックから敵が飛躍的に強くなるため、「好きなキャラ達で攻略~」というのが過去作と比べて明らかに厳しくなっている。 レンタルユニットを使えばこの限りではないが、Wi-Fiサービスは終了しており、ワイヤレス通信で身近に居る友達などからもらうしかない。7年以上も昔のゲームなので今も周りが本作をやっているとは非常に考えにくい。 最終手段として、もう一つソフトとDS本体を買い、自給自足でレンタルユニットを送り込む手があるがそこまでしてやるほどの事かは疑問符がつく。 また、元であるSFC版より全体的に出撃人数が減少している(ほとんどのマップで、最大12人程度)せいで、多くのユニットが二軍落ちの憂き目に遭ってしまっている。 最高難易度のルナティックとなるとアリティアに帰還する物語後半で加入するキャラはほぼ全員まともに敵と戦えず、攻撃を受けようものならまず即死するため、いたずらに難易度を上げるためだけの存在、お荷物要因と化してしまう。特に上級職加入はそれなりに強いのがシリウス、ジェイク、カタリナの三名だけで、あとはかろうじてミネルバとアベル、エッツェルとダロスが使われるかもしれない程度。他は期待値的にルナティックで使っていくのはまず無理である。 ルナティックでは経験値の取得に制限が入るうえに序盤から敵の能力が凄まじく、必殺系と特攻武器なども含めほぼすべての敵武器も錬成されている。さらに後半以降だと銀とボルガノンの錬成武器も加わり、本気で殺しにかかってくる。そのため、マイユニットかルークに経験値を集中的に与え、早期に強力な戦力を作った方が楽になりやすい環境にしあがってしまった。特に「このゲームが受けゲーであること」「歴代FEよろしく序盤は量より質が大事だということ」「物語中盤までは銀とボルガノンの錬成武器がないこと」という特徴があるせいで、マイユニットかルークの守備、可能なら魔防を吟味してカンストさせると砦効果も使えばアリティアに帰るまではほぼ無敵になれるため、壁として他のキャラを間接攻撃で安全に経験値稼ぎさせられるため、必然的に置いて行かれるキャラも多くなる。 訓練場で使えるレベルまで育成しようにも、高難易度だと利用料金が一気に跳ね上がる(厳密に言うと使用回数に応じた料金の倍数が非常に大きいため)ようになるので非現実的。そして訓練場もその資金を稼げる闘技場も、エース級のキャラすら勝利が困難になるという有様。更に反撃ある状態では敵が必ず先制する「 」になると、敵の高い攻撃力による一撃に一度は耐えなければ攻撃すらままならない状況も増え、余計に使いづらくなる。 このことから、今作における高難易度モードにおける戦力評価が低いキャラは、よほどのてこ入れがない限り、戦力にすることは不可能であるとされる。過去作ではスキル(上級職の場合は高初期値も含む)等でカバーしたり、高難易度モードは今作ほど敵が強くなかったため、普通のプレイでもなんとか使えたりしていた。しかし今作の最高難易度はラスボスを含めて人選や戦略が前作までと比べ非常に限られているため、参戦キャラの豊富さに反していると批判する声や、この作品にこそフリーマップといった育成の余地を与えて欲しかったという声もある。 ルナティックでも極端に悪い成長ばかりだったり、キャラロストをし過ぎない限り通常プレイでもなんとかクリア出来るようにはなっているのだが、マイユニットのクラスを「魔道士」で開始した場合はそうはいかなくなってしまう。 魔道士で開始する場合、冒頭の選択肢で魔力の初期値を上げる項目を必ず選び、尚且つ前日編1の敵将のHPが低い初期値になるまでリセットを繰り返さないと、こちらが力尽きる前に敵将であるジェイガンが倒せず数値的にクリア不可能となってしまう。前日編の前半は必殺が発生しない仕様になっているようで、必殺頼みという戦法も出来ない。 ただしルナティック「 」の場合、マイユニットがきずぐすりを2つ所持するようになったため、通常プレイでもクリアは可能。それでもある程度育つまで半ば苦行であるが。特に拘りが無い場合男性ならば傭兵やアーマーナイト、女性ならソシアルナイトやペガサスナイトでの攻略が推奨されている。 闘技場・訓練場での戦闘が6ターンの経過で強制的に終了となる仕様になった。 守備の高いジェネラルや魔防の高い司祭相手だとよく起こる。少しずつでもダメージを与えていき、あと一撃で倒せるという状況だろうと規定ターンが来ると強制的に戦闘が終了してしまう。こうなると引き分けとなり、闘技場では賭け金は取られないが経験値が取得出来なくなり、連戦も打ち止めになってしまう。数字だけ見るとそうそう起こりえないように思えるが、先述のクラスが相手でなくとも多少粘られると割とあっさり達してしまう。 恐らくいつまでも決着が付かない事態への対策なのだろうが、そもそもプレイヤーが途中でBボタンを押す事で任意で降参出来る仕様になっているので、この仕様は余計なお世話である。せめてSFC版のように一定ターンごとに『戦闘を続行するかどうかを選択する』という形式ならば…。 闘技場においては攻撃を回避or耐え続ける事で引き分けに持ち込み、賭け金の損失だけは回避出来るメリットも一応あるが、受けゲー調整な本作では滅多に起こらず、耐え続ける事も精々対戦相手が弱めなノーマルで時々拝める程度であり、期待は出来ない。 ただしハード以降だと敵の能力値が高くなり、こちらのエースユニットを以ってしても大抵6ターン以内に否応無く決着がつくため、実質ノーマルモードでの問題と言える。 些細なものながら未改善や削減された要素。 戦闘アニメのパターンは相変わらず少なめ。また、SFC版やGBAシリーズでは踊り子の「踊る」コマンドのアニメが用意されていたが、本作ではマップ上での簡略アニメーションのみになってしまった。 前述した通り、追加されたBGMが好評な一方で、リカード説得や踊り子関係のBGM、仲間加入時のBGMなど、削除されたものも存在する。 総評 『新・暗黒竜』の方向性を継承しつつ反省を生かして改良を行った痕跡が見て取れる。 不評だった要素を悉く改善し、SRPGとしての質を大きく高めた部分は多くのプレイヤーに評価された。カジュアルモード・マイユニットといったさらに大胆な新システムの導入も、発表時こそ賛否分かれるものとなった(*9)が、新規プレイヤーを中心に徐々に受け入れられていく結果となった。 特にバランス調整はきわめて絶妙。武器やステータスはもちろん、ステータスを僅かに上げる星のかけら一つでさえ戦局を左右しうる場面まで存在し、周回を楽しむプレイヤーは非常に多い。『ヘクトル編ハード』『蒼炎マニアック』以上の最高難度であるルナティック・ルナティック´モードの調整が驚くほど精妙だと知られると、手強いシミュレーションを求めるユーザーを時が経つほどに大いに沸かせた。 また支援会話やみんなの様子の導入により原作キャラの会話や台詞が大幅に追加される等、SFC版紋章や前作で足りなかったキャラの個性を大きく補う試みも概ね好評で、本作の評価を高める一因になったのは間違いない。 余談 FE20周年を飾る作品ということで、宣伝にかなり力が入れられている。 今作のTVCMは芸能人の麒麟・川島明、仲里依紗を起用し、『暁の女神』以来の4バージョン(+みんなのニンテンドーチャンネル・店頭用プロモーション用のバージョン)も作られている。 過去の歴代のFEのCMに起用された芸能人の人数は1人のみでバージョンも1種類だけだった。 みんなのニンテンドーチャンネルでは『ゲームセンターCX』の有野晋哉を起用。公式ガイドブックには子安武人も登場する。 本作の公式ガイドブックでは、これまでの公式ガイドブックには参加していなかったインテリジェントシステムズも編集に参加している(*10)。 更に作品単体の大きなパンフレットまで用意している。宣伝費は当時歴代FE史上最高額だったであろう。 『暗黒竜』~『聖戦の系譜』では紙1枚チラシ(*11)。『封印の剣』では厚紙の1ページ冊子。それ以降の作品は任天堂の配布する月刊や季刊の店頭パンフレットに他社のゲームと一緒に載る程度だった。 なお、後発作品となる『覚醒』や『if』に至っては本作の比ではないほどの大々的な宣伝が行なわれ、大きな話題を呼んだ。 これらを鑑みるに、本作はFEシリーズの宣伝に対する姿勢が大きく変わった転換期の作品と言えるかもしれない。 海外優遇が目立つシリーズ近作だったが、今作は珍しく海外では未発売。 アプリゲーム「ファイアーエムブレムヒーローズ」では男女のクリス実装に伴って新たな設定が付け加えられた。 本作の英雄達は皆、男性のクリスのみ知っているだけで女性は 全くの初対面 の設定。遠回しに存在していない扱いだったという事になる。 また、女性のクリスは本作でのイラストでは剣を持っていたが、ヒーローズでは武器が槍に変更されている。
https://w.atwiki.jp/haishindore/pages/64.html
ロレンス将軍 通称「ロレ将(ロレしょう)」 ファイアーエムブレム紋章の自爆将軍である。 その名の通りファイアーエムブレム系配信によく現れる。
https://w.atwiki.jp/hsrwiki/pages/104.html
裁判長ロレンス クラス 種族 レアリティ マナ 初期LV 初期HP 初期ATK 最大LV 最大HP 最大ATK 固有スキル 昇格 ディフェンダー 人 6 2 15 7 2 25 8 3 排除宣告 調停者ロレンス>裁判長ロレンス
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登録日:2012/04/04(水) 09 40 22 更新日:2024/03/31 Sun 00 58 59NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 FE おじいさん ジェネラル ファイアーエムブレム ロレンス 佐々木省三 将軍 幻影異聞録♯FE 新・暗黒竜と光の剣 新・紋章の謎 暗黒竜と光の剣 爆死 紋章の謎 老いて尚盛ん 自爆 自爆←リメイクでは自刃 ファイアーエムブレムの『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』及び両リメイクに登場するキャラクター。 デフォルトのクラスはジェネラル。 CV 佐々木省三(幻影異聞録♯FE) グルニア軍でも古参の将軍で、白髪にヒゲに眼帯と、非常に貫禄のあるビジュアルをしている。 人によっては某ビッグ・ボスっぽく見えるという意見もあるかも。 【暗黒戦争】 カミュ同様ドルーア帝国との同盟に疑問を持つが、 国の行く末と臆病な王を嘆きながらしぶしぶアリティア軍への総攻撃に参加する。 FCとSFCでは城の近くの深い森に陣取っている。DSではなんとカミュと入れ替わりで城の防衛をするように。 その厳ついグラフィックと、もう一人の固有グラ有りキャラでしかも色々優遇されてるカミュがいるばかりにネットが広まる以前は、 カミュが仲間になる方法をあれこれ模索して結局駄目なのでその腹いせにロレンスに怒りをぶつけるなんて事がよくあった。 が、実際は仲間にできるのはカミュではなくロレンスである。 とはいえもしカミュが仲間にできない事に気付けてもロレンスに関しての情報は全く無い。こんな状況で説得するなど… アイツにしかできない。 説得王女シーダである。 今回はパパ(タリス王)の知り合いという何とも微妙な糸口から、 罪無き人々の為にドルーアと戦いましょう、と今までと比較して面白味の欠ける王道な説得を行う。 因みにDS版ではマルスでも説得可能で、国の未来を守る様にと説得する。 またシーダの説得もボリュームアップして、国の為に守るのは王か民か、という問答が追加されている。 幼き頃のシーダの事も覚えておりそのことに関するマルスとの会話も追加されている。 こうして仲間になるロレンスだがユニットとしては、 守備の初期値が高いので即席の壁として使えるうえに老齢とは思えない程の驚異的な成長率を誇る。(*1) 特にFCではアーマーナイトのクラスチェンジが無いので上級アーマーは彼のみとなっていた。 しかしDSではステータス仕様変更で他の上級職ユニット同様、相対的に弱体化。 しかも初期値がそのままどころか微妙に守備が下がるという始末。 だが相変わらず成長率は比較的良いのでイラナイツとは言い切れないところか。 因みにタリス王とは王国成立以前に、タリスに滞在した時に知り合い、部族統一の為に力を貸した仲。 しかしこれが語られるのは第二部。順当にプレイしていてはこんな繋がり、普通は分からない。 【英雄戦争】 暗黒戦争を戦い抜いたロレンスはニーナから一時グルニア統治の司令官を任される。 しかしカダインに幽閉されていたグルニア王の遺児であるユミナとユベロをウェンデルから引き取ってしまったばかりに事態は急転。 心変わりしたハーディンに疑いの目を持たれ、司令官を解任された挙句、反乱の首謀者としてアカネイア軍と戦うハメになる。(*2) その結果は無惨なもので、部隊の全滅に留まらず、後任の司令官ラングの意向で、 逃亡兵から反乱に加担した者の家族に至るまで悉く虐殺され、最後に残ったのはロレンス、 ユミナ、ユベロ、そしてタリス王が派遣した傭兵オグマのみで、アカネイア側の援軍に敗北するのは目に見えていた。 装備はシステム解説も兼ねて「こわれたやり」のみとボロボロで、逃げる事すらままならない程の怪我を負ったロレンスは三人に逃げるよう促すが遺児二人が拒否。 オグマ一人が脱出してラングを討ち取ろうと行動する。 しかし時既に遅く、直後に外道王子マルス率いるアリティア騎士団によって串刺しにされあえなく命を落とす。 ユベロは泣き崩れ、ユミナはマルスをけだものと罵りながらラングに連れ去られるのであった。 ……なんて事になるかはプレイヤー次第で、一応ロレンスの話を聞く事も可能。 二人をマルスに託すと思い残す事は無いとばかりに自爆する。 自 爆 す る 。 火薬の匂いなどしそうにないFEの戦場で爆発するのである。(篠崎砂美氏の小説版においては、シューター(FE世界における大砲)の火薬を使って、自爆したという描写がある) 因みにこの場合でも、結局マルスはけだもので、二人はラングにさらわれてしまう。 なお、『新・紋章』では会話時の自決の仕方が自爆から自刃に変化(しかも専用CG付)しており、さらに会話してマップをクリアするとエンドデモで近くの村長から「ロレンス様の話を聞いてくれて感謝します」とリライブの杖が貰える。 …と言うか しっかり装備も整えられ、高難易度だとアホみたいなステータスと銀の槍&練成手槍と前作の現役時代顔負けの壮健ぶりになる為生半可なユニットではあっさり返り討ちに遭う上ボスチクの経験値も減少していく ので、 素直にマルスで会話して自害していただこう。(*3) また、殆どのキャラが再登板したなかで、ハーディン、ジェイガン、ボア、ガトーらと並び、味方にならない数少ないユニットとなった。 尤もハーディンとボアは新・アカネイア戦記で使用可能ユニットであるし、 ジェイガンとガトーはシナリオ上でマルスの導き手として重要な役割を果たしているので、ある意味一番報われないキャラなのかもしれない……。 【老将ジェネラルの系譜】 以降の作品においても、彼をオマージュしたと思われるキャラクター達がいる。 特徴としては、 厳ついおじさま 敵国の将、敵幹部 重装系 説得が難解、ノーヒント 後半のお助けキャラ ……等が挙げられる。そして時代が進むとジェイガンポジションとの融合をも果たしていったそうな。 【聖戦の系譜】ハンニバル 【トラキア776】ゼーベイア 【封印の剣】ダグラス 【烈火の剣】ワレス 【聖魔の光石】デュッセル 【蒼炎・暁】タウロニオ ロレンス「どうかこの項目を追記・修正してほしい それさえききとどけてくれるなら わたしはもう思い残すことはない wiki籠り殿…… どうかわたしの命と引きかえにこの項目を…… どうか……たのむ……」 テ-レ- マルス「ロレンス将軍!! 馬鹿なっ! ……」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] グルニアには木馬隊=エレファントがあるから火薬、もしくは焼夷弾みたいなものはあるから自爆は可能・・・ということにしておこう。 -- 名無しさん (2014-02-19 21 37 23) 紋章はアーマーが2人しかいないから本当に惜しかった -- 名無しさん (2014-07-27 23 14 38) 最初からいるドーガか、最終話近くで加入するシーマかの2択だものな。トムスかロジャーがいてくれたら -- 名無しさん (2014-09-16 20 39 23) 幻影異聞六にチラっと出てる -- 名無しさん (2016-01-06 22 06 38) ワレスは毛のせいか性格のせいかあまりロレンスの系譜感を感じない -- 名無しさん (2016-02-11 11 14 33) グラディウスはロレンス将軍専用である -- 名無しさん (2016-08-14 07 29 48) 年喰ってから遊ぶとハーディンと並んで第一部最終章まで投入したくてしょうがなかったキャラ。 -- 名無しさん (2016-11-11 21 28 37) ファミ通の小説版だと王女王子が保護されたと知って降伏してたね -- 名無しさん (2017-06-24 10 23 15) マイプレーではロレンス将軍はグラディウス片手にメディウスを一騎打ちで撃破した功労者。 -- 名無しさん (2017-11-26 05 02 06) 名前 コメント
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ロレンス「ホロ・・・」 ホロ「なんじゃ?」 ロレンス「お手!!」 ぐしゃ ロレンス「ごめんゆるしてみがでるつぶれるつぶれるつぶれる・・・・・・」 ロレンス「ホロ、すまなかった。」 ホロ「まったく、いきなりナニを言うかと思えば・・・・・・」 キュピーン ロレンス「おかわり!!」 ぶち ロレンス「でるでるでるでるなんかでてくるゆるしてゆるして・・・・・・」 ホロ「お主、実は凄いアホじゃろう?」 ロレンス「すまんかった!」 ホロ「まったく次は咬むぞ」 ロレンス「わびといっては何だがお前にプレゼントが」 ホロ「ほう?・・・・・・何じゃこのヒモは?」 ロレンス「それはTバックというパンツ、さぁ着替えを手伝・・・・・・」 がぶっ ロレンス「やばいやばいやばいささってるささってるささってるってば」 ホロ「ド阿呆ぅ!このような丸出しとかわらぬ下着がはけるかぁ!」 ホロ「まったく・・・・・・このような下着・・・このような下着・・・」 ごそごそごそごそ ホロ「く、くいこむのぅ・・・・・・」 どきどきどきどき ホロ「は、発情期でもないのに・・・・・・」 こそこそこそこそ ホロ「むぅ・・・シミにならぬと良いが・・・」
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##========================================## ―― ロレンス(狼と香辛料) 右派商人 _ ___ _ . ≧二二ニ ヽ / _三二 \ ー≠ -‐=.  ̄ . `ヾ . / / > , ヽ ., }//, / / / ハ}v i . 7 / .ィ .イ / /^v;} ハ ヽ ハ { ! {/ }/ i{/イ / ハ { i 抃 从{ frhx从 /ィ,イ__} { ! / { 7 _____, Vハ 二.,__从i } ; イ j(. /ニニニi  ̄j Vfr刋 ヾN从/^7 イ _/.ニニニ ∧ 〈 ^≠ー ' イ/ソ/ィ( /-ニニニニニハ ヽ ,ノー'\\./ニニニニニニ / -‐≠ミ; ー ' ,. ィ }ニニニ∨_\ニニニニニニ.7 ⌒ <v V≫ '"> ´ {ニニニ-{ニニニ-ニニニニニ 7 ⌒\ {ヘノ> ´ /ニニニ7ニニニニ-_ニニニニニ / ^\ {ノイ. //ニニニ/ニニニニニニニ> '77 fハ }ノ{ /. ./ニニニ7ニニニニニニニニニ-/_{ jーく{ ,ノ ,.. イ. . . 7ニニニ-7ニニニニニニニニニ {ニニ>ァハ. . . . ^≠. . . . . . . . /ニニニニ/ニニニニニニニニニ 乂ニニ /. . . . / . . . . . . . . /ニニニニ/ニニニニニニニニニニニ-ア/. .辷-{-rx . . . . . ./ニニニニ/ニニニニニニニニ ____________________________________________ ・:大企業の代表取締役を今も務める下院議員。自分の企業そのものが 表棚である。 ・属性:政治家(右派・下院議員) ・性格:思考 ・能力系統:商業系・外交系 ・補正能力:商業系制度・予算 9% ――イベント能力―― ・外国情報分析官……諜報において、オールらうんだーに能力を発揮する。 各機関長Lv.7の能力を保持する。
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DATA二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 モチーフ:/J.J.J 分類/マスコミ 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二DATA / ' / i、 . } ! . i ! . . i . . .}. ,′ // |ヘ、 i // ト、 . . .i .! . i . | . ハ iハ / . ! i | ヽ /厶 | L ト | j . ト、 .| / | ', . l .ト、|_ ハ r ァト芯ア }∧ハ |⌒Y { }∧. lハf卞心 丶、ゞ-' ', {ノ /. { ′ ',ト、{ `フ i__.ィ. N ヽ 、〈 jハ{ ! \ __ ,. / jハル、 ヽ ー' // / { `丶、 Vj爪、 / // . ノー- .丶、 ゞ斗''く / . /. . `ヽ . / / 」i〕 /`ヽ . /ー- 、 DATA二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二 「Even the real heroes can t keep it up all the time」 名前:クラフト・ロレンス ホームタウン シタラバ・シティ 趣味:仕事熱心で特に趣味らしきものがない スタンス:雑誌編集長 戦闘スタイル:学生時代習ったボクシング スタイル 『週刊ミンメイ』の編集長を若くして務める男 入社直後から第一線で活躍し、不正を告発する一大キャンペーンにも主筆の一人として論陣を張った しかし、八年前に自らの妻を殺害されるという悲劇的な事件に遭遇する それ以来、自分の無力さを痛感しながらも、なお仕事に打ち込むようになる ともすれば自殺的と周囲に評されるほど危険な現場にも飛び出していき、 その姿勢を当時の編集長だったリン・ミンメイ氏に評価され、『週刊ミンメイ』の編集長に抜擢される 現在巷を賑わせているヒーロー達には、表面上批判的な態度を取っているが、 内心では力を持つ彼らへの嫉妬と、戒めの念を抱いている 初代ヤルカイザーとは一度だけ面識があり、特に複雑な思いを抱いている 備考 ヒーローレポートのことは意識しており、記者の稗田阿求とも面識がある 編集長を見たことはないが、家族経営の実態を隠蔽するため、 架空の人物を置いているのではないかと推理している なお、『週刊ミンメイ』の記者たちには守り鬼のような守護はないが、記者に格闘技経験者や軍役経験者が多く、 その手のトラブルに遭遇しても、なんとか対処してしまうことが多い ロレンス本人も防弾チョッキを手放したことはない AA出典:クラフト・ロレンス(狼と香辛料)
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D・H・ロレンス(David Herbert Lawrence)(1885~1930) 略歴 イギリスのノッテンガムシャー出身の小説家、詩人。父は炭鉱夫、母は教師であった。幼い頃から病弱で高校卒業後は事務員になるも肺炎のために長続きしなかった。その後、代用教員を経て、ノッティンガム大学を奨学金を得て卒業して資格を取り小学校の教員となる。作品が認められ始めた頃に母が没する。その死の直前に婚約したが、恩師の妻フリーダと恋に落ちてドイツへと駆け落ちをする。二人は後に結婚し、各地を転々としながら執筆を続ける。アメリカにも2年間住み、その後メキシコにも赴くがそこでマラリアと結核を併発し、帰国。その後はフィレンツェに住み執筆を行うが、最期はフランスのサナトリウムで死去。 作品 労働者階級出身のロレンスは、英文学史上それまでではきわめて稀れな存在であり、またオックスフォードやケンブリッジ卒ではないことでも少数派である。ロレンスはその過激で大胆な恋愛観と性描写で、度々発禁処分を受けた。その作品には独自のキリスト教の思想が見られる。 『白孔雀』(The White Peacock,1911)が処女長編。レティーとジョージは恋人だったが、貧しい農夫と結婚することを拒んだレティーは裕福な男と結婚する。しかし夫は政治に熱中し、家庭を顧みない。しかしそれでもレティーはを産み育てることに安らぎを見出していく。一方もう一人の女性メグは無気力な夫に代わって家庭を切り盛りしていく。4人の男女を中心とした物語。 『息子と恋人』(Sons and Lovers,1913)は、正確に言えば「母の恋人としての息子」を意味する。自伝的な作品で粗野な父親と知的な妻の原型は、ロレンスの両親にあると思われる。 『虹』(The Rainbow,1915)は赤裸々な性表現によって発禁処分を受けた。ロレンスは性を罪悪視する西欧の伝統を、生命に対する罪悪であると主張した。頭脳(理性)が肉体(本能)を支配する西欧近代文明は、科学の機械の文明であり、人間生命は窒息寸前で喘いでいるという。そしてその生命を復活させるために神秘的な儀式こそが性なのだという。虹とは生命復活の希望の象徴である。 『恋する女たち』(Women in Love,1920)は『虹』の続編として書かれた作品である。2人の姉妹にそれぞれ恋人を配して、2組の男女の恋愛の推移を描いている。1組は紆余曲折を経て性と生命の哲学の実践に至るが、もう1組は失敗に終わり破滅する。この段階ではすでにロレンスの思想は、ただ一個人の救済に留まらず、文明の救済の問題として提示されている。 『アーロンの杖』(Aaeon s Rod,1922)は12年間ごく普通に妻や子と暮らしてきた男が、ある時突然自我に目覚め家を出て行くという物語。 『鳥・獣・花』(Birds, Beasts, and Flowers,1923)は自由詩形による48編の詩。旅をしながらその土地の風土や、植物、動物に接することで、神秘主義的な目覚めをする、生命感に満ちた作品。 『翼ある蛇』(The Plumed Serpent,1926)はメキシコを舞台とした物語。文明社会に育った女性ケイトは最初結婚し2児を得たが離婚する。その後再婚した夫とも死に別れると、従兄と共にメキシコの信仰に見せられ、メキシコの将軍と結ばれる。 『チャタレイ夫人の恋人』(Lady Chatterley s Lover,1928)は代表作であり最も物議をかもした作品である。貴族であり大資本家でもあるチャタレイ卿は、第一次大戦で脊椎に損傷を受け、性的不能となった。彼の妻であるコンスタンスは若い森番と恋に落ち、性を通じて生命が救済される。夫のチャタレイ卿は、近代の機械化文明にある根本的な欠陥を象徴し、コンスタンスの性を通じての新しい生命の回復を高らかに歌い上げている。この作品もまた発禁処分になり、英国で完全版の出版が許可されたのは1960年になってからであった(日本でもその翻訳が裁判にかけられたことで有名)。 最晩年の短篇作品『死んだ男』(The Man Who Died,1931)は短いながらも優れた作品である。そこでは特異なイエス・キリスト像が提示されており、キリスト教に地母神信仰(イシス)を加え、性を通じて生命の再生が果たされるという彼独自の思想が顕著に表れている。